よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料2-1】「依存症の親を持つ成人のヤングケアラー経験に関する実態調査」の中間報告と第3期基本計画への政策提案 (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59198.html
出典情報 アルコール健康障害対策関係者会議(第34回 6/30)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

依存症をもつ親のお世話をすることのつらさ:実際の記述から
❻ 進学ー諦める
自分の感覚や感情が麻痺して自分がどう感じているか
わからない、怒れない、怒りが感じられない。自分のこと
を感じられないから結果、自分のことはずっと後回しに
なる。初めから諦めるほうがもう楽だった、自分を感じ
❷ 愚痴ー聞く
られないほうが都合もいい。
私の場合は父の世話よりも父にイネーブリングしてい ❼ 虐待
た母への世話(話を聞く、味方になるなど)のほうが
普通の家族を装い、問題がないように振る舞うことが大
比重が大きかったことは、声を大にして言いたいです。
変。自分の家庭内のことを外で話すと、自分が白い目で
❸ 泣くーいない
みられたり、おかしいというレッテルを貼られてしまうた
子どものころ、ずっと泣いていたら、父親から叩かれ め、パートナーにも話せなかったり、とにかく秘密主義に
ならざるを得なかった。
た。泣きやむしかなかった。
❽ 不安ー心配
❹ 暴力ー暴言
ヤケ酒を飲んで帰ってきては深夜まで愚痴や暴言を 夜になって夫婦喧嘩が始まると、母が家を出ることが
あった。出て行かないでと泣きながらお願いしても、母
吐かれ、母親を守るためにそばで延々耐えていた。
も泣きながらあとは頼むと。その日のうちに帰ってくる
❺ 機嫌ー悪い
ことがほとんどだったけど、いない間、自分も不安なの
常に両親の顔色を伺い、自分の感情より両親の機嫌 に弟のケアもしていた。夜になったら母が出ていかない
を優先していた。
だろうかと不安で眠れない時もあった。

❶ 恐怖
包丁を持ち出す母親を静止する、という恐怖と惨めさ
を、狭いコミュニティの中で誰にも助けを求められな
かった。

依存症の親を持つ成人のヤングケアラー経験に関する実態調査 ASKヤングケアラー研究チーム, 2025

9