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資料3-2 インドシアニングリーン[353KB] (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00042.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第68回 7/4)《厚生労働省》
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3) A comparison of sentinel lymph node biopsy to lymphadenectomy for endometrial cancer
staging (FIRES trial): a multicentre, prospective, cohort study.(Lancet Oncol. 2017;18: 38492)9)
ロボット支援下手術を予定するⅠ期の子宮体癌患者385例を対象に、本薬を用いたセンチ
ネルリンパ節の同定に係る診断能が前方視的に検討された。本薬(0.5 mg/mL)は、麻酔導
入後、子宮頸部の3時及び9時の方向の深さ1 cmに、それぞれ1 mLずつ、計1 mg投与するこ
ととされた。
有効性について、完全な試験介入(本薬投与、センチネルリンパ節マッピングの試み及
びリンパ節郭清)を受けた340例のうち、86%(293/340例)の患者で1個以上のセンチネル
リンパ節の同定に成功注3)した。当該患者集団におけるセンチネルリンパ節の転移病変検出
に係る感度注4)は97.2%(35/36例)、陰性的中率注5)は99.6%(257/258例)であった。
安全性について、何等かの試験介入を受けた356例において9%(33/356例)の有害事象が
認められ、主な有害事象は術後の神経学的障害(失神又はめまい、4例)、術後の呼吸逼迫
又は不全(4例)
、術後の悪心又は嘔吐(3例)並びに腸損傷(3例)であった。重篤な有害事
象は22例に認められ、リンパ節郭清時の尿管損傷は試験介入との因果関係が否定されなか
った。
注3)少なくとも1つの半側骨盤において、子宮頸部から少なくとも1個のリンパ節候補につながるチャネルが観
察されること。
注4)郭清組織の病理学的検査でリンパ節が転移陽性と判断された被験者における、郭清組織の病理学的検査で
センチネルリンパ節が転移陽性と判断された被験者の割合
注5)郭清組織の病理学的検査でセンチネルリンパ節が転移陰性と判断された被験者における、郭清組織の病理
学的検査で非センチネルリンパ節が転移陰性と判断された被験者の割合

4) Green versus blue: Randomized controlled trial comparing indocyanine green with methylene
blue for sentinel lymph node detection in endometrial cancer.(Gynecol Oncol. 2019;153: 5004)10)
腹腔鏡下又はロボット支援下手術を予定するⅠ期の子宮体癌患者132例を対象に、本薬又
はメチレンブルー使用時のセンチネルリンパ節の同定に係る診断能を同一被験者内で比較
する無作為化比較試験が実施された。本薬(1.25 mg/mL)及びメチレンブルー(10 mg/mL)
は、子宮頸部の3時又は9時の方向のいずれかにおいて、表層部及び深さ1~2 cmにそれぞれ
1 mLずつ投与することとされた。被験者は、3時又は9時の方向にいずれのトレーサーを投
与するかについて無作為に割り付けられた。
有効性について、本薬使用時及びメチレンブルー使用時のセンチネルリンパ節の同定率
注6)

はそれぞれ90.9%(120/132例)及び64.4%(85/132例)であった。

本薬の安全性に係る記載はなし。

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