よむ、つかう、まなぶ。
資料3-2 インドシアニングリーン[353KB] (11 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00042.html |
出典情報 | 医薬・生活衛生局が実施する検討会 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第68回 7/4)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
た患者の割合
子宮頸癌
3) Sentinel lymph node biopsy in early stage cervical cancer: A meta-analysis.(Cancer Med. 2021;
10: 2590-600)18)
ⅠA~ⅡB期の子宮頸癌患者に対する本薬、ブルーダイ、テクネチウム(99mTc)及びブル
ーダイとテクネチウム(99mTc)の組合せ(以下同順)を用いたセンチネルリンパ節生検を
評価した21の研究(2234例)についてメタ・アナリシスが実施された。特定の側における
センチネルリンパ節の同定率は85.5%、75.2%、74.7%及び84%であり、本薬が最も高かった。
(3)教科書等への標準的治療としての記載状況
<海外における教科書等>
なし
<日本における教科書等>
子宮体癌
1) Science and Practice 産科婦人科臨床シリーズ 5 悪性腫瘍 19)
子宮体癌のセンチネルリンパ節生検について、以下のように記載されている。
多施設前方視的検討である FIRES 試験では、本薬による蛍光法にて FIGOⅠ期 340 例
を対象にセンチネルリンパ節生検理論の検証が行われた。センチネルリンパ節同定率
は 86%、感度は 97.2%、陰性的中率は 99.6%と良好な結果であり、本薬によるセンチネ
ルリンパ節生検はリンパ節郭清に安全に取って代わる病期分類法であると報告してい
る。
最近では、FIGOⅠ/Ⅱ期の再発高リスク群体癌 257 例を対象に、本薬の頸部局注による
蛍光法でのセンチネルリンパ節生検理論の検証結果が報告された。センチネルリンパ
節同定の感度は 98%、陰性的中率は 99.5%と良好な結果であり、再発高リスク群の体
癌でもセンチネルリンパ節生検は安全にリンパ節郭清の代替となりうると報告してい
る。
しかし、子宮体癌には骨盤リンパ節を経ずに卵巣動脈から直接傍大動脈リンパ節へ流
入する経路が存在するため、子宮頸部へのトレーサー局注では真の意味での傍大動脈
センチネルリンパ節の同定ができていない。傍大動脈リンパ節転移頻度の高い再発高
リスク群体癌では、いかに傍大動脈センチネルリンパ節も正確に同定できるかが、今
後の重要な課題である。現状では、再発低リスク群体癌において、手技に習熟した施設
においては系統的郭清を省略するセンチネルリンパ節ナビゲーションサージェリーが
可能であると思われる。
子宮頸癌
11
子宮頸癌
3) Sentinel lymph node biopsy in early stage cervical cancer: A meta-analysis.(Cancer Med. 2021;
10: 2590-600)18)
ⅠA~ⅡB期の子宮頸癌患者に対する本薬、ブルーダイ、テクネチウム(99mTc)及びブル
ーダイとテクネチウム(99mTc)の組合せ(以下同順)を用いたセンチネルリンパ節生検を
評価した21の研究(2234例)についてメタ・アナリシスが実施された。特定の側における
センチネルリンパ節の同定率は85.5%、75.2%、74.7%及び84%であり、本薬が最も高かった。
(3)教科書等への標準的治療としての記載状況
<海外における教科書等>
なし
<日本における教科書等>
子宮体癌
1) Science and Practice 産科婦人科臨床シリーズ 5 悪性腫瘍 19)
子宮体癌のセンチネルリンパ節生検について、以下のように記載されている。
多施設前方視的検討である FIRES 試験では、本薬による蛍光法にて FIGOⅠ期 340 例
を対象にセンチネルリンパ節生検理論の検証が行われた。センチネルリンパ節同定率
は 86%、感度は 97.2%、陰性的中率は 99.6%と良好な結果であり、本薬によるセンチネ
ルリンパ節生検はリンパ節郭清に安全に取って代わる病期分類法であると報告してい
る。
最近では、FIGOⅠ/Ⅱ期の再発高リスク群体癌 257 例を対象に、本薬の頸部局注による
蛍光法でのセンチネルリンパ節生検理論の検証結果が報告された。センチネルリンパ
節同定の感度は 98%、陰性的中率は 99.5%と良好な結果であり、再発高リスク群の体
癌でもセンチネルリンパ節生検は安全にリンパ節郭清の代替となりうると報告してい
る。
しかし、子宮体癌には骨盤リンパ節を経ずに卵巣動脈から直接傍大動脈リンパ節へ流
入する経路が存在するため、子宮頸部へのトレーサー局注では真の意味での傍大動脈
センチネルリンパ節の同定ができていない。傍大動脈リンパ節転移頻度の高い再発高
リスク群体癌では、いかに傍大動脈センチネルリンパ節も正確に同定できるかが、今
後の重要な課題である。現状では、再発低リスク群体癌において、手技に習熟した施設
においては系統的郭清を省略するセンチネルリンパ節ナビゲーションサージェリーが
可能であると思われる。
子宮頸癌
11