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資料1 これまでのがんゲノム医療に係る取組について (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58839.html
出典情報 がんゲノム医療中核拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループ(第6回 6/16)《厚生労働省》
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これまでのがんゲノム医療に係る取組の成果
がん遺伝子パネル検査を受け、遺伝子変異に応じた治療を受けた患者の予後は、遺伝子変異に応じた治療を受けな
かった患者と比べて改善する可能性があることが報告されている。

2019年8月から2020年7月までの間にがん遺伝子パネル検査を受けた合計418人の患者解析結果

遺伝子変異に応じた薬剤による治療を受けた患者(N = 51)

生存率
薬剤標的となる遺伝子変異は検出されたが、遺伝子変異に
応じた薬剤による治療を受けなかった患者(N = 145)

生存期間中央値:24か月超えて未達(95%信頼区間、12.9~推定値なし)
生存期間中央値:15.3か月(95%信頼区間、11.0~18.0)

遺伝子変異に応じた薬剤がなかった患者(N = 222)

生存期間中央値:16.1か月(95%信頼区間、12.9~18.3)

検体発送からの期間(月)

(Ida H Cancer Sci. 2022; 113(12):4300-4310.)。

• 遺伝子変異に応じた薬剤による治療を受けた患者の生存期間中央値は検体発送から24か月を超えて未達であったのに対し、遺伝
子変異に応じた治療を受けなかった患者の生存期間中央値は15.3~16.1か月であった。
• 遺伝子変異に応じた薬剤による治療を受けた患者の全生存期間は、受けなかった患者よりも長かった(P = 0.0320)。
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