改訂ガイドラインに基づく取引実態の状況
及び単品単価交渉の実施状況に係る実態把握について
実態把握の概要

○

令和６年度の流改懇での議論を踏まえ、医薬品卸８社の協力を得て、アンケート等により実態を把握した。
⇒ 詳細は以下の１．及び２．のとおり実施。
１．改訂ガイドラインに基づく取引実態の状況について
○ 以下の（１）取引情報を（２）の区分ごとに把握
（１） 把握する取引情報
ア．全国の医療機関及び薬局における令和５年度及び６年度１ヶ月分（9月）の医療用医薬品（歯科用医薬品を除く）に係るa～dの４項目（ a.
薬価総額 、b. 納入価格総額、c. 薬価差額、d. 乖離率）に係る取引情報
イ．上記アのうち、価格交渉を代行する者を使用した取引に係るa～ｄの取引情報
ウ．令和６年度分については、上記アのうち、①新薬創出等加算品目、②基礎的医薬品、③安定確保医薬品（カテゴリーA）、④不採算品再算定
品のカテゴリーに係るa～ｄの取引情報
（２） 医療機関及び薬局の区分
ア．医療機関は、病院は※１設立主体別・※２病床数別の４分類、診療所は１分類の計５分類
※１ 設立主体（国公立・公的・社会保険、医療法人・その他）
※２ 病床数（200床以上・200床未満）
イ．薬局は、①１店舗、②2店舗～19店舗、③20店舗～299店舗、④300店舗～499店舗、⑤500店舗以上の５分類

２．単品単価交渉の実施状況について
○ 改訂ガイドライン遵守状況のフォローアップとして単品単価交渉の実施状況を以下のとおり把握
（１）把握情報は、令和６年９月末時点で妥結した同年上半期の取引に係る単品単価交渉率
（２）品目別の区分と交渉形態別の区分ごとに上記（１）の単品単価交渉率を把握
ア．品目別の区分：①基礎的医薬品、②安定確保医薬品（カテゴリーA）、③不採算品再算定品、④血液製剤、⑤麻薬、覚醒剤及び覚醒剤原料、
⑥新薬創出等加算品
イ.交渉形態別の区分：➀個別交渉、②法人･グループの本部等との一括交渉（価格交渉を代行する者との一括交渉を含む）

※

結果の解釈に当たっては、価格代行業者が介在した取引も含まれていること、個々の取引においては、配送
条件・発注見込数・支払いサイクル等の取引条件を総合的に勘案して価格形成が行われていること及び病院・
診療所と薬局では取り扱われる医薬品の特徴が異なることに留意が必要である。

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