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資料1-1 医療安全管理について (18 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58540.html |
出典情報 | 特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会(第25回 6/10)《厚生労働省》 |
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論点と方向性(案)④-1 監査委員会等について
【論点】監査委員会と他の外部評価(ピアレビュー等)との関係をどのように整理するか。
・監査委員会において監査すべき内容についてどのように考えるか
・ピアレビューにおいて評価すべき内容についてどのように考えるか
【方向性(案)】
<監査委員会について>
○前回までの議論を踏まえ、下記の方向性としてはどうか(1年程度の経過措置を設けることを想定)
・監査委員会の業務に「管理者の業務の状況の確認」を追加し、重大な事案について医療安全管理委員会から報告を
受けた場合に当該部署等に対して必要な介入を行った記録の確認等を監査内容に追加する。【再掲】
・監査委員会の既存の業務である医療安全管理部門、医療安全管理委員会の業務の状況の確認についても、それぞれ
「従業者に必要な指導を行っているか」「医療安全管理部門が重大な事案が生じたと認めた場合に当該部署等への
必要な介入を議論し、管理者に報告しているか」に関する記録の確認等が含まれることを明確化する。【再掲】
<ピアレビューについて>
○ピアレビューについては、以下の現状がある。
・平成29年度より通知の記載事項について確認を重ねてきており、当該事項に関しては一定程度成熟化してきている
との評価がある(国立大学病院長会議常置委員会 令和6年度特定機能病院間相互のピアレビュー報告書)
・厚生労働科学研究で行われた特定機能病院間相互のピアレビューに関する検討では、課題に焦点を絞って議論を
深める等の工夫の可能性が指摘されている(令和6年度 厚生労働科学研究「医療安全地域連携加算等による
医療経済・医療安全上の影響の検証と効率的かつ効果的な体制構築に向けた研究」 研究代表者:種田憲一郎)
・既にピアレビューや特定機能病院の自主的な取組において、重点的な課題を設定し現状把握、対策の立案と実施、
達成状況評価等を行うことにより継続的な改善を目指す取組がされており、一定の成果が得られている
※例えば、国立大学病院「医療安全・質向上のための相互チェック」では、全国的に画像診断レポート等の見落としにかかる事故が多発
していた状況を踏まえて「画像診断レポート等の確認に関する安全対策」が重点課題として設定され、現状把握に基づき提言がなされ
た。その後の追跡調査で、特定機能病院においてシステム的な対策の整備が進んだことが示された(国立大学病院長会議常置委員会
令和3年度医療安全・質向上のための相互チェック報告書)。
○現状を踏まえ、下記の方向性としてはどうか(1年程度の経過措置を設けることを想定)
・ピアレビューについては、特定機能病院として取り組むべき医療安全上の重点的課題を設定した上で、課題に関する
現状把握・対策立案・対策の実施状況評価等を行い、継続的改善を目指すこととする。
※重点的課題については、特定機能病院同士で検討する場を設け、特定機能病院における事故等の状況等(新たな課題を含む)を
踏まえて設定することとしてはどうか(厚生労働省も必要に応じて参加)
※また、各病院で把握された重大事象(A類型、B類型)のうち対策立案に至ったものについて、対策の内容を特定機能病院内で共有
することを通じて対策の質向上及び効率化を目指すとともに、他の病院等の医療安全に資する情報を公表することとしてはどうか
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【論点】監査委員会と他の外部評価(ピアレビュー等)との関係をどのように整理するか。
・監査委員会において監査すべき内容についてどのように考えるか
・ピアレビューにおいて評価すべき内容についてどのように考えるか
【方向性(案)】
<監査委員会について>
○前回までの議論を踏まえ、下記の方向性としてはどうか(1年程度の経過措置を設けることを想定)
・監査委員会の業務に「管理者の業務の状況の確認」を追加し、重大な事案について医療安全管理委員会から報告を
受けた場合に当該部署等に対して必要な介入を行った記録の確認等を監査内容に追加する。【再掲】
・監査委員会の既存の業務である医療安全管理部門、医療安全管理委員会の業務の状況の確認についても、それぞれ
「従業者に必要な指導を行っているか」「医療安全管理部門が重大な事案が生じたと認めた場合に当該部署等への
必要な介入を議論し、管理者に報告しているか」に関する記録の確認等が含まれることを明確化する。【再掲】
<ピアレビューについて>
○ピアレビューについては、以下の現状がある。
・平成29年度より通知の記載事項について確認を重ねてきており、当該事項に関しては一定程度成熟化してきている
との評価がある(国立大学病院長会議常置委員会 令和6年度特定機能病院間相互のピアレビュー報告書)
・厚生労働科学研究で行われた特定機能病院間相互のピアレビューに関する検討では、課題に焦点を絞って議論を
深める等の工夫の可能性が指摘されている(令和6年度 厚生労働科学研究「医療安全地域連携加算等による
医療経済・医療安全上の影響の検証と効率的かつ効果的な体制構築に向けた研究」 研究代表者:種田憲一郎)
・既にピアレビューや特定機能病院の自主的な取組において、重点的な課題を設定し現状把握、対策の立案と実施、
達成状況評価等を行うことにより継続的な改善を目指す取組がされており、一定の成果が得られている
※例えば、国立大学病院「医療安全・質向上のための相互チェック」では、全国的に画像診断レポート等の見落としにかかる事故が多発
していた状況を踏まえて「画像診断レポート等の確認に関する安全対策」が重点課題として設定され、現状把握に基づき提言がなされ
た。その後の追跡調査で、特定機能病院においてシステム的な対策の整備が進んだことが示された(国立大学病院長会議常置委員会
令和3年度医療安全・質向上のための相互チェック報告書)。
○現状を踏まえ、下記の方向性としてはどうか(1年程度の経過措置を設けることを想定)
・ピアレビューについては、特定機能病院として取り組むべき医療安全上の重点的課題を設定した上で、課題に関する
現状把握・対策立案・対策の実施状況評価等を行い、継続的改善を目指すこととする。
※重点的課題については、特定機能病院同士で検討する場を設け、特定機能病院における事故等の状況等(新たな課題を含む)を
踏まえて設定することとしてはどうか(厚生労働省も必要に応じて参加)
※また、各病院で把握された重大事象(A類型、B類型)のうち対策立案に至ったものについて、対策の内容を特定機能病院内で共有
することを通じて対策の質向上及び効率化を目指すとともに、他の病院等の医療安全に資する情報を公表することとしてはどうか
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