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参考資料1:孤独・孤立対策重点計画の改定について (16 ページ)

公開元URL https://www.cao.go.jp/kodoku_koritsu/torikumi/suishinhonbu/dai3_shiryou.html
出典情報 孤独・孤立対策推進本部(第3回 5/27)《内閣府》
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孤立死者数の推計方法等について
~「警察取扱死体のうち、自宅において死亡した一人暮らしの者」をもとに~

(「孤独死・孤立死」WGとりまとめ)のポイント
中間論点整理の概要(令和5年12月)

令和7年4月

孤独死・孤立死WG

【用語の整理】
○ 「孤独」は主観的概念、「孤立」は客観的概念であることから、実態把握の対象としては、「孤立」からアプローチする
「孤立死」が適当。
○ 「孤立死」:「誰にも看取られることなく死亡し、かつ、その遺体が一定期間の経過後に発見されるような死亡の態様」
(概念的定義)として議論。
【検討の方向性】
○ 可能な限り、①既存のデータや統計の利活用を検討し、②推計の精緻化に向けた検討を行う。
※統計的な推計を行う基礎とできる全国ベースのデータに課題があった。

警察庁データの活用

<参考>ニッセイ基礎研の先行研究(2011年)
・東京都監察医務院及び人口動態調査の死亡数を基に、
全国各市町村も東京23区と同様の孤立死発生確率であ
ると仮定し、全国の65歳以上の孤立死数を推計。

【警察庁データの公表】
○ 警察庁刑事局が「警察取扱死体のうち、自宅において死亡した一人暮らしの者」のデータを初めてとりまとめ(令和6
年5月:令和6年1~3月の4半期分)。※ 本年4月、警察庁が初の1年分のデータ(令和6年分)をとりまとめ。
【警察庁データの評価と有用性】
○ 死亡から発見までの全国数値を把握できる新たな統計が初めて取りまとめられたもの。
→ 当該データを孤立死者数の推計の基礎データとして活用することについて検討。
【警察取扱死体を推計の基礎とすることの妥当性】
○ 警察取扱死体と「孤立死」の概念に当てはまる死体は完全には一致せず、下記のような過大・過小見積もり要因(誤
差)はあるが、全体に与える影響は大きくなく、少なくとも過去の推計と比べればデータの精緻化の観点から前進が見ら
れる。
・過大見積もり要因:殺人事件などによる犯罪性のある死体が含まれる。
・過小見積もり要因:かかりつけ医が警察を経由せずに死亡診断書を発行するケースが除外される。


警察庁データ(警察取扱死体)を推計の基礎とすることが適当。

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