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参考資料1:孤独・孤立対策重点計画の改定について (11 ページ)

公開元URL https://www.cao.go.jp/kodoku_koritsu/torikumi/suishinhonbu/dai3_shiryou.html
出典情報 孤独・孤立対策推進本部(第3回 5/27)《内閣府》
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孤独の把握方法、孤独の状況
 孤独という主観的な感情をより的確に把握するため、この調査では2種類の設問を採用
【1】直接質問 :孤独感を直接的に問うもの
 孤独感が「しばしばある・常にある」と回答した人の割合は4.3%、「時々ある」が15.4%、「たまにある」が19.6%
→合計約4割が「孤独感がある」と回答。
一方で、孤独感が「ほとんどない」と回答した人は40.6%、「決してない」が18.4% (図1)
 令和5年と比較すると、大きな差異はみられない(図1)
(注)比率の差の検定を行い、統計学的に有意差(信頼度95%)が認められる場合にのみ判定(以下同じ)
【図1】孤独の状況(直接質問)-令和6年、5年、4年、3年
しばしばある・常にある

時々ある

たまにある

ほとんどない

決してない

無回答

60%

80%

100%

あなたはどの程度、孤独であると感じることがありますか。
0%

n

1 決してない
2 ほとんどない
3 たまにある




時々ある
しばしばある・常にある

令和6年

20%

(10,871)

40%

15.4

19.6

40.6

18.4

1.6

14.8

19.7

41.4

17.9

1.5

15.8

19.6

40.6

18.4

0.6

4.3
令和5年

(11,141)
4.8

令和4年

(11,218)
4.9

令和3年

14.5

(11,867)

17.4

38.9

0.9

23.7

4.5

【2】間接質問 :カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のラッセルが、孤独という主観的な感情を間接的な質問により数値的に測定するために考案
した「UCLA孤独感尺度」1)の日本語版2)の3項目短縮版3)に基づき、以下の3つの設問への回答をスコア化4)して孤独感を評価するもの

 合計スコアが「10~12点」の人が6.5%、「7~9点」の人が39.2%、一方で、「4~6点」の人が38.0%、「3点」の人が14.2%(図2)
 令和5年と比較すると、大きな差異はみられない (図2)
【図2】孤独の状況(間接質問)-令和6年、5年、4年、3年
10~12点
(常にある)

①あなたは、自分には人とのつきあいがないと感じることがありますか。
②あなたは、自分は取り残されていると感じることがありますか。
③あなたは、自分は他の人たちから孤立していると感じることがありますか。

1 決してない
2 ほとんどない




時々ある
常にある

n

7~9点
(時々ある)

0%

4~6点
(ほとんどない)

20%

40%

3点
(決してない)

60%

無回答

80%

100%

令和6年

(10,871)

6.5

39.2

38.0

14.2

2.0

令和5年

(11,141)

6.9

40.1

38.5

13.7

0.8

令和4年

(11,218)

7.1

41.6

37.0

13.5

0.9

令和3年

(11,867)

6.3

37.1

37.4

18.5

0.7

1) Russell DW. UCLA loneliness scale (version 3): reliability, validity, and factor structure. J Pers Assess. 1996;66(1):20-40.
2) 舛田ゆづり,田高悦子,他:高齢者における日本語版UCLA孤独感尺度(第3版)の開発とその信頼性・妥当性の検討,日本地域看護学会誌.15(1):25-32,2012.
3) Arimoto A & Tadaka E:Reliability and validity of Japanese versions of the UCLA loneliness scale version 3 for use among mothers with infants and toddlers.
BMC Women’s Health. 2019;19:105.
4) 「決してない」を1点、「ほとんどない」を2点、「時々ある」を3点、「常にある」を4点としてスコア化。合計スコア(3点~12点)が高いほど孤独感が高いと評価

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