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【資料2】これまでの議論の整理(案) (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_39466.html
出典情報 医療等情報の二次利用に関するワーキンググループ(第5回 4/17)《厚生労働省》
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タの品質管理等を行う技術者の専門性を踏まえた計画的な配置や人材育成、データ
ベースの設計に際して相互運用性の高いデータスキーマ8や、データの収集・管理な
どの解析作業に関する有効なデータパイプライン9等の整備についても検討する必要
がある。
また、公的 DB については、その質を高めるとともに、維持・管理を効率化してい
くことが重要である。
6.今後の検討
○ 医療等情報の二次利用を取り巻く現状として、EU では、本年3月に欧州議会・欧州
連合理事会において EHDS 規則案の修正案に関する合意がなされた後、4月現在では同
規則案の正式な採択に向けて調整が進められている状況にある。
また、本 WG の議論では公的 DB を中心に検討を行ったが、RWD(リアル・ワールド・
データ)の研究利用を促進するためには、学会のレジストリや民間企業が保有するデ
ータベースなど、質の高い様々なデータベースが円滑に利用できる環境の整備が求め
られており、国際共同研究を見据えたデータの利用環境の整備についても期待が高ま
っている。
さらに、ゲノム情報を用いた創薬等の推進のため、
「全ゲノム解析等実行計画 2022」
に基づき全ゲノム解析の結果等の情報を搭載した情報基盤の構築が進んでいる。
○ 一方、個人情報保護法に関しては、個人情報保護委員会において、いわゆる3年ごと
見直しの検討が行われており、その中では医療等の準公共分野の情報に関する関係府
省庁等との連携等についても言及されているところである。
また、仮名加工医療情報の利用を可能とする改正次世代医療基盤法については、本
年4月1日に施行されたところであり、本 WG で取り上げた事項に関して取組を進める
に当たっては、同法の施行状況も踏まえた検討が必要である。
○ こうした動向も踏まえて、公的 DB で仮名化情報を利用・提供するための法整備につ
いては、関連する各審議会等の場で検討を進めるとともに、技術作業班において、デー
タの標準化・信頼性確保、情報連携基盤に係るクラウド活用や API 連携の整備方法等
の技術的論点について検討を進めていく。これらの検討結果を踏まえ、法整備や情報

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データベースの構造を定義したもの。
データを収集し、データを活用できるように行う整備・加工等のプロセス。

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