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参考資料 新型インフルエンザ等対策政府行動計画の改定に向けた意見 (40 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38893.html
出典情報 社会保障審議会 医療部会(第107回 3/21)《厚生労働省》
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がり等があることから、有事の際は都道府県間の連携、都道府県と市町
村との連携、保健所間の連携も重要であり、こうした地方自治体間の広
域的な連携についても平時から準備を行うことが重要となる。
特に規模の小さい市町村では単独で対応が難しい人材育成等の平時
の備えについては、平時からの地方自治体間の広域的な連携による取
組、都道府県や国による支援等を行うことが期待される。
また、感染症の発生の初期段階からの迅速な対応を可能にするため
には、感染症に関するデータや情報の円滑な共有・分析などが感染症危
機の際に可能となることが求められる。このため、平時から国と都道府
県等の連携体制やネットワークを構築することが重要である。
また、地方自治体等が有事の際に住民、事業者、関係機関等に対して
適切な情報提供を行うためには、国から地方自治体等に対してできる
限り分かりやすい形で情報提供・共有を行うことが欠かせない。感染症
危機での変化する状況の中で数多くの通知等が国から地方自治体等に
連日発出されるのは迅速な対応の観点からはやむを得ない面があるこ
とは否定できないが、次の感染症危機に備えて、国から地方自治体等へ
の情報発信等について事務負担の軽減や分かりやすさの向上等の観点
から、例えば一覧性のあるダッシュボードの活用等の工夫を検討すべ
きである。
感染症対策に当たっては、平時から国と地方自治体等の意見交換を
進め、有事における感染症対策の立案及び実施に当たって、現場である
地方自治体等の意見を適切に反映させることが重要である。また、国と
地方自治体等が共同して訓練等を行い、連携体制を不断に確認・改善し
ていくことが重要である。
Ⅲ.DX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進
(Ⅲ.DX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進)
今後更なる人口減少や人手不足が予想される中で、DX の推進により、
感染症危機管理の対応能力を向上させていくことが不可欠である。
国と地方自治体、行政機関と医療機関との間の情報収集・共有・分析
の基盤を整備し、迅速かつ的確な感染症対策を実施する観点からも、医
療 DX の推進が重要である。
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