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参考資料 新型インフルエンザ等対策政府行動計画の改定に向けた意見 (25 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38893.html
出典情報 社会保障審議会 医療部会(第107回 3/21)《厚生労働省》
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(有事のシナリオの考え方)
④感染症の種類や感染の波の違い等に幅広く対応できるシナリオを
検討する際には、以下の(ア)から(エ)までの時期ごとの対応の
特徴も踏まえながら、感染症危機対応の大きな流れを想定する。
(ア)封じ込めを念頭に対応する時期
国内での感染症発生の初期段階には、病原体の特性について限ら
れた知見しか得られていない中で、他国における感染動向等も考慮
しつつ、まずは封じ込めを念頭に対応する(この段階で新型インフ
ルエンザであることが判明した場合、抗インフルエンザウイルス
薬・プレパンデミックワクチン等の対応を開始し、検査・診療によ
り感染拡大防止を図ることができる可能性があることに留意)。
(イ)病原体の特性等に応じて対応する時期
感染の封じ込めが困難な場合、知見の集積により明らかになる病
原体の特性等を踏まえたリスク評価に基づき、感染拡大のスピード
や潜伏期間等を考慮しつつ医療提供体制で対応できるレベルに感
染の波(拡大スピード・ピーク等)を抑制するべく、感染拡大防止
措置等を講じることを検討する。
(ウ)ワクチン・治療薬等により対応力が高まる時期
ワクチン・治療薬の普及等により、当該感染症への対応力が高ま
ることを踏まえて、科学的知見に基づき対策を変更する(ただし、
病原体の変異により対策を強化させる必要が生じる可能性も考慮)。
(エ)特措法によらない一般的な感染症対策に移行する時期
最終的に、病原体の変異や、当該感染症への対応力が一定水準を
上回ることにより特措法によらない一般的な感染症対策(出口戦略)
に移行する。
・シナリオにおいて考慮すべき要素等
(シナリオにおいて考慮すべき要素等)
⑤この④(ア)から(エ)までの感染症危機対応の大きな流れに基づ
き、それぞれの時期に必要となる対策のメニューを政府行動計画に
位置付けつつ、
(イ)の「病原体の特性等に応じて対応する時期」に
おいては、病原性・感染性等の観点からリスク評価の大まかな分類
を行った上で、それぞれの分類の中で個別の対策項目の具体的な内
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