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03 資料1 おたふくかぜワクチンについて (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37506.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第23回 1/24)《厚生労働省
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第15回ワクチン評価に関する小委員会での論点と主なご意見
論点1


現在のおたふくかぜワクチン接種後の無菌性髄膜炎の発生頻度について、重症度の報告を踏まえどのように考えるか。
主な御意見
・ワクチン接種後にも重い後遺症は起こり得る、死亡例もあるということも聞くので、例数を増やして整理すべき。
論点2



1歳児に接種した場合の無菌性髄膜炎の発生頻度について、どう考えるか。信頼できるエビデンスを得るためには、どのような手法
の研究が必要か。
主な御意見
・10万接種あたり47というエビデンスがあるが、これは中央値3歳のデータであり、年齢層別解析をするとより低頻度となるので
はないか。また、ワクチン株が1代継代されたことにより、当時よりも低頻度になっている可能性があるのではないか。

・自発報告の限界はあるものの、重症例は報告されやすいことも踏まえると、自発報告において10万接種あたり3というエビデンス
も貴重なデータではないか。
・①3歳未満・約1万1千回接種に基づき10万接種当たり18というエビデンスがあること及び②若年に層別化すると頻度がより稀で
あるというエビデンスを踏まえると、10万人規模の接種対象者が必要になるのではないか。
・一方で1歳に限定した前向き研究での症例収集の困難性を踏まえると、現実的には2万人規模の評価でもよいのではないか。
論点3


おたふくかぜの疾病負荷、おたふくかぜワクチン接種後の無菌性髄膜炎の発生頻度や重症度を踏まえ、既存の単味ワクチンについて
どう考えるか。
主な御意見
・自然発生の場合とワクチン由来の無菌性髄膜炎の重症度、後遺症の合併率とか、数は限られているが、ワクチン接種後にも重い後
遺症は起こり得る、死亡例もあるということも聞くので、例数を増やして整理する必要もあるのではないか。

・たとえ今開発中のJeryl-Lynn株を使ったMMRができたとしても、その1社だけで定期接種にできるかは分からない。国産の単味ワ
クチンを積極的に考えるということは重要ではないか。
・おたふくかぜの疾病負荷としては不可逆性の難聴というのが大きな問題だと思うので、(単味ワクチンの有効性も含め)リスクベ
ネフィットをもう一度しっかり見ていかなければいけないのではないか。

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