よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1_「今後のがん研究のあり方について」報告書案(暫定版) (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34935.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第14回 8/30)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

構築するためには、相談支援・情報へのアクセシビリティの向上や、サバイバ
ーシップ支援5の充実により、がん患者とその家族の多様なニーズに対応する
ことが求められている。
相談支援については、患者の療養生活が多様化する中で、患者やその家族等
の心理・社会的な悩みに持続可能な形で対応していくことが求められている。
また、情報提供については、全ての患者やその家族等、医療従事者等が、必要
な情報及び正しい情報に継続的にアクセスできる環境を整備することが重要
である。
さらに、がん患者・経験者の QOL 向上による充実したサバイバーシップを実
現するため、がん患者やその家族等の心理・社会的な課題等を明らかにし、そ
の課題解決に資する研究や、がん患者やその家族等の健康増進に関する研究が
求められる。加えて、療養環境についてはライフステージに応じて様々な異な
る課題があり、個別の状況に応じた対応が必要となっている。
(3-1)誰もがアクセス可能な相談支援・情報提供
(具体的研究事項)
 基本計画に基づく相談支援及び情報提供の質の向上に資する研究
 がん患者の多様なニーズに対応した、持続可能な情報提供・相談支援に
資する AI 等の開発に関する研究



科学的根拠のあるがん情報や治験に関する情報へのアクセシビリティの
向上に資する研究
がん教育の質及び国民のヘルスリテラシーの向上に資する研究

(3-2)充実したサバイバーシップの実現
(具体的研究事項)
 がん患者やその家族等の健康維持増進と心理・社会的問題に関する研究
 基本計画に基づく、ライフステージに応じた療養環境への支援や医療提
供体制の構築に関する研究



5

国際連携を念頭においた、小児がん患者の長期フォローアップシステム
と情報収集体制の構築に資する研究
小児・AYA 世代のがん患者とその家族の経済負担を含む心理・社会的な
課題や、教育及び就労支援に係る更なる対策のための調査研究

「サバイバーシップ支援」とは、がんになったその後を生きていく上で直面する課題を
乗り越えていくためのサポートをいう。
15