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資料5:看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針(案) (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34813.html
出典情報 医道審議会 保健師助産師看護師分科会 看護師等確保基本指針検討部会(第3回 8/24)《厚生労働省》
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能の向上を図るとともに、看護管理者や看護師等が看護補助者との協働を
円滑に実施するための知識や方法について理解を深め、活用の仕組みや体
制を構築する能力を身につけることが望まれる。

第四


研修等による看護師等の資質の向上に関する事項
生涯にわたる研修等による資質の向上
医学・医療の高度化・専門化が進む中で、看護業務に直接必要な専門的
知識や技術とともに、ICTの進歩等への対応、地域包括ケアにおける関
係者との調整機能に係る知識等、業務を長期間にわたって継続していくた
めには、多方面にわたる基本的な知識について学習を行う必要がある。ま
た、自らの専門性をより高めていくことも重要である。
看護師等が専門職業人として成長するためには、看護師等がたゆまぬ努
力を重ねる必要があることは当然であるが、国、都道府県、職能団体、病
院等の関係者が協力して、その専門性が適切に評価されつつ、生涯にわた
さん

って継続的に自己研鑽を積むことができるような研修システムの構築や有
給研修制度の積極的導入など、環境の整備に努める必要がある。
特に看護師等はライフイベントによるキャリア中断が多いことから、人
生 100 年時代においては、新人世代から高齢世代までを通じたキャリアの
継続支援が重要である。
このため、国は知識・技術・経験を有する看護師等と現場を的確にマッ
チングするための標準的なポートフォリオを示し、キャリアの可視化と活
用を進めることが重要である。なお、仕事の中断に関わるライフイベント
があるという前提でキャリアの可視化を図るとともに、キャリア中断から
の復帰を含むキャリアアップの道筋を示す工夫を行うことが重要である。
また、デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律
(令和3年法律第 37 号。以下「デジタル社会整備法」という。)による法
等の改正に基づいて令和6年度から運用開始予定の「デジタル改革関連法
を踏まえた看護職の人材活用システム」を活用しながら、研修受講履歴の
可視化を進めることにより、個々の看護師等が領域・組織横断的なキャリ
ア形成を行っていくことを推進することが重要である。
病院等においては、看護師等のキャリア形成支援に取り組むとともに、
キャリア形成に資する研修等の機会の提供に努めるべきである。看護師等
の資質向上のためには、病院等におけるOJT(オン・ザ・ジョブ・トレ
ーニング)だけでなく、院外でのOff-JT(オフ・ザ・ジョブ・トレ
ーニング)も重要であることから、病院等においては、様々な研修方法を

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