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介護保険最新情報vol.1164(令和5年7月豪雨に伴う避難所等における心身機能の低下の予防及び認知症高齢者等に対する適切な支援について)[4.0MB] (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/index_00010.html
出典情報 令和5年7月豪雨に伴う避難所等における心身機能の低下の予防及び認知症高齢者等に対する適切な支援について(8/1付 事務連絡)《厚生労働省》
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まず、環境づくりをしましょう
避難所には認知症の人を含め支援が必要な方がいます。
避難所生活の環境づくりをまずしましょう。

認知症は人や急激な
環境の変化に
ついていけない病気です。
可能であれば、介護している家族とともに避難所の隅の方へ、
そしてパーテーションなどで仕切り安心できる空間を
作ることで不安を軽減してください。
認知症の人のさまざまな行動は、あなたへの訴えです。

こんな環境を避難所でつくりましょう。
「避難所生活を継続するために必要だったことは何ですか?」
(当センターが実施した東日本大震災避難所支援者アンケート調査結果より)

認知症の人専用スペースを
確保する

個室を確保することが理想ですが、難しい場合仕切りをし、ゆっくり対応
できる場所を確保しましょう。

専用のおむつ交換や
排せつスペースが必要

排せつの問題で多くのトラブルが発生しました。別の場所が確保できな
い場合もありますので周囲の方は理解してください。特に夜は尿の回数
が多くなることがあります。

落ち着く静かな環境

認知症になると音に敏感になります。避難後すぐに不穏になり、トラブルに
なることが多くありました。
出来るだけ静かな場所を確保しましょう。

顔見知りの人が近くにいる
環境

顔見知りの人がたくさんいると安心していました。ご本人の顔を見て出来
るだけ話しかけてみてください。

東日本大震災被災者の声
●大きな標識がなくトイレの場所が
分からなかった
●照明や空調を整える必要があった
●介護用品が不足した
●暖かいところはトイレから遠い場所で
移動が困った

避難所で準備しておきたいもの

□ ポータブルトイレ
□ パーテーションや仕切りに
なるもの
□ ビニール袋

□ 毛布