よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1_これまでの意見のまとめ (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34414.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第13回 7/27)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

第10~12回会議でいただいた主なご意見

(5)ライフステージやがんの特性に着目した重点研究領域


小児がんにおいても、ゲノム・マルチオミックスデータや質の高い臨床情報等の多層的なデータを活用したがん
の予防・診断・治療・創薬等、それに基づく個別化医療の推進に関する研究を行うべきではないか。



小児がんに対するドラッグラグ・ロスの解消に向け、未承認薬や適応外薬の実用化に関する治験を引き続き推進
するとともに、海外データ等の活用により日本人症例データを必須としない新規治療開発のモデルやシミュレー
ションについても研究してはどうか。



海外と連携可能な、小児がん患者の長期フォローアップシステムを構築し、我が国におけるChildhood Cancer
Survivorの情報を集積し、発信する研究を推進してはどうか。



AYA世代の経済済的及び心理社会的な課題に対する調査研究を実施し、更なる支援策を講じるべきではないか。



小児がんを健診・検診の対象に拡充することを目指した研究を推進してはどうか。



高齢者は併存疾患や臓器障害を抱えていることも多く、治験データの外挿には限界があるため、高齢のがん患者
を対象とした新規治療・技術の有効性・安全性及び実装に係る臨床試験(リアルワールドデータの活用を含む)
を推進してはどうか。その際に、高齢者機能評価のスクリーニングツールの開発と臨床導入に関する研究も行っ
てはどうか。



希少がん、難治性がん等の予後はいまだ不良であり、市場原理に任せることなく、国として戦略的かつ中長期的
に、その治療標的探索や治療薬開発に関する研究を推進すべきではないか。



希少がん等ではRCTによる試験を行うことが、時間・コスト・倫理面等の理由で困難な場合があることから、質
の高いレジストリーに基づくリアルワールドデータを活用した臨床試験や薬事承認を目指す研究を推進すべきで
はないか。
6