令和４年度診療報酬改定

Ⅰ－４

外来医療の機能分化等

外来医療等に係る評価の主な見直し①
【外来医療の機能分化】
1. 紹介状なしで受診する場合等の定額負担の
見直し等
 外来機能の明確化及び医療機関間の連携を
推進する観点から、紹介状なしで受診した
患者等から定額負担を徴収する責務がある
医療機関の対象範囲を見直し
 当該医療機関における定額負担の対象患者
について、その診療に係る保険給付範囲及
び定額負担の額等を見直し
 紹介受診重点医療機関入院診療加算の新設

2. 紹介割合等に基づく初診料等減算の見直し




紹介患者・逆紹介患者の受診割合が低い特
定機能病院等を紹介状なしで受診した患者
等に係る初診料・外来診療料について、一
般病床の数が200床以上の紹介受診重点医
療機関を対象に追加
「紹介率」・「逆紹介率」について、「紹
介割合」「逆紹介割合」と名称を変更し、
実態を踏まえ算出方法・基準を変更

【かかりつけ医機能の評価】
1. 地域包括診療料・加算の見直し
 慢性疾患を有する患者に対するかかりつけ医機能の
評価を推進する観点から、対象疾患に慢性心不全及
び慢性腎不全を追加

2. 連携強化診療情報提供料の新設
 かかりつけ医機能を有する医療機関等が、他医療機
関の求めに応じて診療情報を提供した場合について、
連携強化診療情報提供料と名称を変更するとともに、
算定上限回数を月１回に変更
 「紹介受診重点医療機関」において、地域の診療所
等から紹介された患者について診療情報を提供した
場合についても、新たに評価

3. 機能強化加算の見直し
 評価を行うかかりつけ医機能を明確化
 診療実績や、地域における保健・福祉サービス機能
について、要件に追加

4. 小児かかりつけ診療料の見直し
 時間外対応に係る体制の在り方を考慮した評価体系
に見直し

5. 生活習慣病管理料の見直し
 投薬に係る費用を生活習慣病管理料の包括評価の対
象範囲から除外し、評価を見直し

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