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総-2○在宅について(その1) (97 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00196.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第549回 7/12)《厚生労働省》
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課題(小括③)
(訪問看護を取りまく状況について)
• 訪問看護の利用者については、2025年以降に後期高齢者の割合が7割以上になることが見込まれている。また、既に
ピークを迎えている地域もあり、地域差はあるものの、多くの二次医療圏(198の医療圏)においては2040年以降にピーク
を迎えることが見込まれている。



訪問看護における介護保険と医療保険の対象者は、年齢、疾病、状態で区分されており、その状態等に応じて介護保
険又は医療保険のいずれかから訪問看護を提供している。原則として、介護保険の給付は医療保険の給付に優先する。



医療保険の訪問看護の利用者数の伸びが顕著である。また、在宅医療の中で訪問看護に求められる役割の1つである
ターミナルケアの利用者数は近年増加傾向にあり、特に令和3年度は顕著に増加している。



訪問看護ステーションの数は増加傾向であり、看護職員が常勤換算で5人以上の訪問看護ステーションが増加している。
また、機能強化型訪問看護管理療養費の届出も増加傾向にある。



訪問看護に係る医療費及び介護給付費ともに増加しており、医療費の伸び率が大きい。

(訪問看護の実施状況等)
• 訪問看護ステーションの利用者の主傷病は、「精神及び行動の障害」が最も多く、精神科訪問看護基本療養費を算定し
た利用者の主傷病のうち、統合失調症等の利用者が約半数を占めている。また、訪問看護の利用者のうち、精神科訪問
看護基本療養費を算定する者の割合が訪問看護基本療養費を算定する者に比して増加している。


24時間対応について、24時間対応体制加算は約9割の訪問看護ステーションが届け出ている。24時間対応に係る課題
等として、看護職員の精神的・身体的負担が大きいことや夜間・休日対応できる看護職員が限られているため負担が偏る
こと等が挙げられている。



同一建物居住者に対する訪問看護、複数名による訪問看護や複数回訪問看護の算定回数・算定割合が増加している。
また、夜間・早朝、深夜における訪問看護や緊急訪問看護も同様に増加している。



退院日当日の訪問看護は増加しており、別表第8に掲げる者に対する訪問看護が増加傾向にある。

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