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参考資料3 令和3年度 厚生労働科学研究費補助金(地域医療基盤開発推進研究事業)「新規及び既存の放射線診療に対応する放射線防護の基準策定のための研究」分担研究報告書 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000211244_00004.html
出典情報 医療放射線の適正管理に関する検討会(第2回 1/26)《厚生労働省》
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令和3年度 厚生労働科学研究費補助金(地域医療基盤開発推進研究事業)
「新規及び既存の放射線診療に対応する放射線防護の基準策定のための研究」
分担研究報告書
「診療用放射線照射装置の使用室(RALS 室)に併設された
CT エックス線装置の単独使用についての研究」
研究分担者
髙橋健夫

埼玉医科大学総合医療センター 放射線腫瘍科

研究協力者
小高喜久雄 公益財団法人原子力安全技術センター
新保宗史

埼玉医科大学総合医療センター

遠山尚紀

東京ベイ先端医療・幕張クリニック

川守田龍

多根総合病院



大阪急性期・総合医療センター

正司

生島仁史

徳島大学

大栗隆行

産業医科大学

小島

埼玉県立がんセンター



1.研究目的
近年,画像誘導密封小線源治療(CT エックス線装置(以下,CT 装置)や MRI(磁
気共鳴画像診断装置)などを利用した高線量率密封小線源治療.以下,IGBT)の高い
有効性が示され,国内でも徐々に普及してきている 1-3).特に腔内照射に数本の組織
内照射針を加えた,いわゆるハイブリッド治療 4)では,治療室と撮影室が別である場
合,患者が移動することにより,組織内に挿入した針が動いてしまうリスクが高い
ことや,治療室と撮影室を同一にすることで挿入針の進展度をリアルタイムで確認
できるため,CT 装置を診療用放射線照射装置(以下,RALS(remote afterloading
system)装置)の使用室(以下,RALS 室)に設置することが望ましい.
2019 年の本邦における高線量率密封小線源治療は,1 施設あたりの年間症例数の
中央値が 23 例と少ない.くわえて平成 31(2019)年の医療法施行規則の改正に関わ
る通知(平成 31 年 3 月 15 日付け医政発 0315 第4号(以下,4号通知))第 4(管理
義務に関する事項)の 1 の(4)において「RALS 室に備えられたエックス線装置を除
く放射線診療装置等による診療の補助等が目的である.」旨が示されているため,
RALS 室に設置した CT 装置(以下,RALS 室 CT)は,現状では,外照射の治療計画や

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