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資料1-3 かかりつけ医機能に関する主な意見 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000210433_00032.html
出典情報 社会保障審議会 医療部会(第93回 11/28)《厚生労働省》
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「社会保障審議会医療部会」及び「第8次医療計画等に関する検討会」における主な意見
(小児期)
・ 小児について、生まれてすぐ2か月ぐらいから始まる予防接種で、母親がかかりつけ医をどこにしようか探して、ふだんの感染症や風邪のときは地
域のクリニックにかかって、必要があれば大学病院等を紹介してもらう形になるのが、広く共通の理解となっているのではないか。
・ 小児については、母子健康手帳の仕組みに基づいて、近くの小児科医のところで入学するまでは健康管理を受ける仕組みが構築されており、か
かりつけ医機能が発揮される制度ができていると評価できる。これを、他の領域にも広げていくという方向性で議論が必要。
・ 医療的ケア児などは、三次医療機関の大病院の小児科医がかかりつけ医であるという方もいる。
(若年層)
・ 若年層について、SNS上では、かかりつけ医がどういった存在か分からないという声も上がっており、かかりつけ医との距離は遠いのが現状。若年
層のように、希望はしていても、日頃は医療とは遠く、なかなかかかりつけ医につながらない、かかりつけ医がどのような存在か分からない層に、かか
りつけ医が担う機能、役割を分かりやすく示し、医療が必要になったときに、いきなり大病院に行くのではなく、かかりつけ医へどのようにつなげていく
かという取組を進めることが重要。
・ 令和3年の民間会社によるネット調査結果では、かかりつけ医は必要もしくはまあ必要だと思うと答えた人の割合は8割を超えており、コロナ禍
の健康不安が広がった中で若年層のかかりつけ医の需要は高まっている。
(高齢層)
・ 患者のことをよく理解している医師を持つことは高齢化が進む時代に必要であるが、その機能の類型化は多様性の観点から難しいため制度面
の議論でなく現場で実際に起こっている課題に立脚した形で議論を進めることが必要。
(性差の観点)
・ 女性については、特有の疾患や、デリケートな問題があって受診の敷居が高い場合があるなど、特有の保健医療のニーズがあるので、性別の観
点も含めて議論すべき。
(地域別の観点)
・ へき地のような場合はかかる医師を選べないので、精神的な問題も含め、また、まず話し相手になってもらうというところも含めて、全てを診ても
らっており、結果として、ある意味理想的なかかりつけ医の仕組みができている。
・ 人口が多い地域では、診療科が分化していて、たくさんの選択肢があることから、複数のかかりつけ医をもっているケースもあるし、公立病院が地
域の医療を担っている地域であると、公立病院の医師がかかりつけ医になっているケースもある。
・ かかりつけ医の議論に際しては、地域ごとに年代構成や医療アクセス、医療資源が異なっていることを十分に踏まえ、医療提供側と患者側、双
方の意見をよく聞くことが必要。
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