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資料1-3 かかりつけ医機能に関する主な意見 (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000210433_00032.html
出典情報 社会保障審議会 医療部会(第93回 11/28)《厚生労働省》
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「社会保障審議会医療部会」及び「第8次医療計画等に関する検討会」における主な意見
(認定・登録制度に対する考え方)
・ かかりつけ医への登録制や、人頭払いを導入すべきという考え方が出ているが、既存の医師養成制度はかかりつけ医の登録制を前提とした教育に
なっていないため、あまり賛成できない。仮に登録制が持病のない健康な人も対象になるとすれば、予防も対象になることになり、国民がかかりつけ医
としてイメージしていることの根底を大きく覆すこととなるため、現実的ではない。
・ 登録制については、欧米を中心とした研究では、医療費が抑制されたという発表は全くなく、むしろ健康水準が高まったとしても、その仕組みの維持に
多額の費用がかかるという事実が見落とされていると思われる。登録制の導入は医療の大変革につながり、結果として医療費の高騰につながるという
ことになれば、導入の意義は乏しい。医療機関を選ぶ選択権が患者側にあるという現時点での国民にとっての当たり前の意識に照らしても、抵抗感
が強いと思われる。
・ 健保組合は加入者がかかりつけ医あるいは医療機関を適切に選択、活用できるようにサポートしていく役割を担うべき。健保組合がかかりつけ医と連
携して加入者の健康をサポートしていくためには、加入者がどこの医師あるいは医療機関をかかりつけ医としているのかということが確認できる仕組みも
必要。
・ 必ずしも国民全体がかかりつけ医をもつことを検討するのではなく、ニーズに合わせてどのようなケースの場合にかかりつけ医を持つことが適するのかを良
く検討し、そこに施策を重点的に進めていくべき。

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