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資料3-2:第2期循環器病対策推進基本計画本文(案) (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29265.html
出典情報 循環器病対策推進協議会(第10回 11/25)《厚生労働省》
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(2)循環器病の予防や正しい知識の普及啓発
(現状・課題)
循環器病の多くは、運動不足、不適切な食生活、喫煙等の生活習慣や肥満等の
健康状態に端を発して発症する。その経過は、生活習慣病の予備群から、循環器
病をはじめとする生活習慣病の発症、重症化・合併症の発症、生活機能の低下・
要介護状態へと進行するが、患者自身が気付かないうちに病気が進行すること
も多い。
ただし、いずれの段階においても生活習慣を改善することで進行を抑えられ
る可能性がある。このため、循環器病の発症予防のみならず、再発予防や重症化
予防としても生活習慣の改善が重要であるといえる。
特に、運動を行うことはロコモティブシンドローム(運動器症候群)やフレイ
ルの予防となるだけでなく、心不全などの治療にもつながる。また、近年発達し
ているウェアラブルデバイス等のIT機器を活用することで生活習慣を自己管
理し、必要に応じ、早期の医療機関の受診等につなげることや、循環器病の主要
な危険因子となる生活習慣病に対する様々な手段による治療等により、循環器
病の包括的なリスク管理を行うことも重要である。
また、令和4(2022)年3月に厚生労働省が立ち上げた「健康的で持続可能な
食環境づくりのための戦略的イニシアチブ(以下「健康的で持続可能な食環境戦
略イニシアチブ」14という。)」においては、特に重要な栄養課題として「食塩の
過剰摂取」が掲げられており、健康無関心層を含め誰もが自然に健康になれる食
環境づくりの推進に向け、産学官等の連携・協働による取組が進められている。
このほか、適切な治療を受けられなければ、その予後に悪影響を及ぼす可能性
の高い循環器病もある。例えば、心房細動は、脳卒中や心不全の発症及び増悪に
しょう

も影響を与える。下肢末 梢 動脈疾患は、治療が遅れると下肢の切断に至る場合
さく

もあり、予後の悪化につながる。大動脈弁狭窄症や僧帽弁閉鎖不全症などの弁膜
症は、早期の症状には気が付かないことも多い一方で、治療が遅れると予後が悪
りゅう

くなる傾向がある。大動脈 瘤 は、破裂すると突然死に至ることもあり、破裂す
る前に治療する必要があるが、症状を認めにくいこともある。その他、心筋症、

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健康的で持続可能な食環境戦略イニシアチブ: 食塩の過剰摂取、若年女性のやせ、経済
格差に伴う栄養格差等の栄養課題や環境課題を重大な社会課題として捉え、産学官等※の
連携・協働により、誰もが自然に健康になれる食環境づくりを展開するもの。
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