よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


○パブリックコメント、公聴会の報告について-2-2 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00138.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第515回  2/2)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

中医協
4 .

総-2-2
2 . 2

中央社会保険医療協議会総会(公聴会)の概要
令和4年度診療報酬改定に当たり、医療の現場や患者等国民の声を反映させるため、中医
協委員が国民の声を聴く機会を設定することを目的として公聴会を開催した。
1.開催日時
令和4年1月21日(金)10時00分~12時00分
2.開催場所
オンライン開催
(新型コロナウイルス感染症対策の観点からオンライン形式により開催することとし、公聴
会の様子はYouTube(中央社会保険医療協議会動画チャンネル)のライブ配信により公開。)
3.出席者
・中医協委員(総会委員)、保険局長、大臣官房審議官
・公募による意見発表希望者の中から公益委員が選定した意見発表者12名
4.意見発表の主な内容
意見発表者①(秋山実・日本航空健康保険組合理事長)

健保の令和2年度決算集計によると、全体の3分の1の健保は赤字。収入面では、経済
の低迷により平均標準報酬月額と平均標準賞与額はいずれも低下し、保険料が大きく減少。
支出面では、後期高齢者医療拠出金が増加し、義務的経費に占める拠出金割合は平均
48.1%となり、全体の約4割に及ぶ健保で拠出金割合が50%を超えている。さらに足元で
は保険給付費が急激に伸びている。コロナ禍の中において少子高齢化は着実に進展し、支
え手が減少する中で、いよいよ今年から団塊の世代が75歳以上になり始め、この数年で高
齢者医療拠出金が急増し、保険財政は危機的状況を迎えることが確実。10月以降は後期高
齢者でも一定以上の所得があれば自己負担が2割になるが、それでも過大な現役世代の負
担軽減にはほど遠く、さらなる給付と負担の見直しが求められている。

給付の見直しに向けては、後期高齢者が急増し始めるタイミングで行われる今回の改定
は特に重要な意味を持つと認識。被保険者と事業主から預かった保険料、限りある保険財
源を有効活用するために、これまで以上に重点化と適正化のメリハリを利かせ、より安心・
安全で効率的・効果的な医療を実現することが不可欠。

まずは入院と外来のいずれも、医療機能の分化、強化と連携をさらに進めていただきた
い。入院については、人口構造の変化に対応し、医療ニーズを過不足なく満たすことが重
要であり、特に急性期医療において医療資源の集約が進み、新型コロナのような有事にも
1