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資料4-7   レトロゾール (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00022.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第50回 1/26)《厚生労働省》
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本薬の投与例数は 792 例(36.2 歳(平均値、以下同様)

、自然周期の例数は 3136 例(36.3
歳)であった。本薬の用法・用量は記載なし。
流産率は、本薬投与例及び自然周期例(以下、同順)でそれぞれ、12.2%(97/792 例)及
び 26.4%(827/3136 例)であった。
また、継続妊娠に至った女性(694 例及び 2287 例)の生産児における先天異常(大奇形)
の発現割合は 1.9%(13/694 例)及び 1.5%(34/2287 例)
、小奇形を含めた先天異常の発現割
合はそれぞれ 2.2%(15/694 例)及び 1.9%(44/2287 例)であり、その内訳は、表 4 のとお
りであった。
表4

先天異常(大奇形)が認められた症例の内訳

心血管系異常
筋骨格系異常
染色体異常

7)

本薬
(694 例)
6 例(0.86%)
1 例(0.14%)
4 例(0.57%)

自然周期
(2287 例)
13 例(0.56%)
1 例(0.043%)
11 例(0.48%)

The Outcome of 150 Babies Following the Treatment With Letrozole or Letrozole and
Gonadotropins(Fertil Steril 2005, 84: S95)25)
本薬を用いて妊娠した不妊症(PCOS 及び原因不明不妊)患者から出生した児 150 例の

先天異常について、自然妊娠した女性から出生した児 36050 例と後方視的に比較検討した。
本薬投与例の 40 例の児が双胎で出生した。すべての先天異常の発現割合については、本
薬投与例と自然妊娠例で有意差は認められなかったが、運動器系異常及び心血管系異常の
発現割合については、自然妊娠例と比較して本薬投与例で有意に高かった。
<非臨床試験>
1)

生殖発生毒性試験(「フェマーラ錠 2.5 mg」初回承認申請時添付資料)26)
受胎能に関する試験において、雄ラットに本薬 0.03、0.3 又は 3 mg/kg/日を交配前 71 日

間及び交配期間に反復経口投与した結果、雄ラットでは 0.03 mg/kg/日から受胎率の低下が
認められた。雌ラットでは本薬 0.003、0.03 又は 0.3 mg/kg/日を交配前 14 日から妊娠 6 日目
まで反復経口投与した結果、0.003 mg/kg/日から受胎率及び着床数の低下が認められたた
め、雌雄ラットともに受胎能に対する無毒性量は得られなかった。
胚・胎児発生に関する試験において、妊娠ラットに本薬 0.003、0.01 又は 0.03 mg/kg/日を
妊娠 6 日目から 17 日目まで反復経口投与した結果、0.003 mg/kg/日から胚死亡率の高値が
認められたほか、0.03 mg/kg/日で胎児に浮腫、ドーム状頭部及び椎体癒合が観察され、本薬
による催奇形性が示唆された。妊娠ウサギに本薬 0.002、0.006 又は 0.02 mg/kg/日を妊娠 7
日目から 19 日目まで反復経口投与した結果、0.006 mg/kg/日から胚死亡率の高値が認めら
れた。
出生前の発生に関する試験において、妊娠ラットに本薬 0.003、0.01 又は 0.03 mg/kg/日を
妊娠 6 日目から分娩後 2 日目まで反復経口投与した結果、0.003 mg/kg/日で生存児を分娩で
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