よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料9 職域におけるがん検診に関するマニュアル(平成30年3月) (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28073.html
出典情報 がん対策推進協議会(第82回 9/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

肺がん検診のためのチェックリスト(保険者・事業者用)
平成 30 年3月
脚注:
① このチェックリストにおける「検診実施機関」は、委託形態にかかわらず、実際の検診を行う
個々の検診実施機関(医療機関)を指す
② 事業者・保険者が単独で実施できない項目については、検診実施機関等)と連携して行うこと
③ ◆は、検診結果を受け取っている場合、保険者や事業者も実施することが望ましいと考えられ
る項目である
1. 検診対象者の情報管理
(1) 対象者全員の氏名を記載した名簿※を作成しているか
※ 前年度受診者や希望者のみを名簿化するのは不適切である
(2) 対象者全員に、個別に受診勧奨を行っているか
(3) 対象者数(推計でも可)を把握しているか
2. 受診者の情報管理
(1) 個人別の受診(記録)台帳またはデータベースを作成しているか
(2) 過去5年間の受診歴を記録しているか
3. 受診者への説明、及び要精検者への説明
(1) 受診勧奨時に、下記の項目が全項目記載された資料を、全員に個別配布しているか※


要精密検査となった場合には、必ず精密検査を受ける必要があること(喀痰細胞診で要精密検査となっ
た場合は、喀痰細胞診の再検は不適切であることなど)を明確に説明しているか



精密検査の方法について説明しているか(精密検査は CT 検査や気管支鏡検査により行うこと、及びこれ
らの検査の概要など)



他の医療機関に精密検査を依頼した場合は、検診実施機関がその結果を共有することを説明しているか



検診の有効性(胸部エックス線検査及び喫煙者への喀痰細胞診による肺がん検診は、死亡率減少効果が
あること)に加えて、がん検診で必ずがんを見つけられるわけではないこと(偽陰性)、がんがなくて
もがん検診の結果が「陽性」となる場合もあること(偽陽性)など、がん検診の限界について説明して
いるか



検診受診の継続(毎年)が重要であること、また、症状がある場合は医療機関の受診が重要であること
を説明しているか



肺がんがわが国のがん死亡の上位に位置することを説明しているか



禁煙及び防煙指導等、肺がんに関する正しい知識の啓発普及を行っているか

※ 検診実施機関が資料を作成し、配布している場合:事業者・保険者は資料内容をあ
らかじめ確認し、全項目が記載されていれば配布を省いてもよい
7