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資料1-2-3-4    薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注5~ 11歳用・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (93 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html
出典情報 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》
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臨床経過:

患者は 10 歳 11 ヵ月の男性であった。

2022/04/06 から患者は頭痛と嘔気が出現し、2022/04/14、我々のクリニックを
受診した。そこで、鎮痛薬と制吐剤が処方された。

以降上記症状により登校できず、一日中臥床で過ごした。

2022/04/25、2回目のワクチン接種時も頭痛があったが、接種可能とのことで
接種し、直後に嘔吐した。

2022/04/27、血液検査で異常は認めず、頭部CTを撮影した。2022/04/28、脳
神経系外科を受診し、CT で松果体部石灰化以外に所見はなかった(2017 年に頭
部CT撮影時も石灰化あり)。

2022/04/30、MRI施行したが異常は認めなかった。

2022/05/24 よりトリプタノールを開始したが効果はなかった。

彼は頭痛と脱力で移動に介助が必要となり精査のため 2022/06/07 他院紹介とな
った。

患者が COVID ワクチン接種前 4 週間以内に他のワクチンを接種したかは不明で
あった。患者の他の病歴は不明であった(報告のとおり)。患者は、頭痛に対
しアセトアミノフェンによる治療を受けた。患者は、嘔気に対しドンペリドン
(ナウゼリン)による治療を受けた。精査のため他院へ紹介した。

報告医師は、重篤(医学的に重要)とし、事象と BNT162b2 間の因果関係は評価
不能とした。

追加情報(2022/06/27):本報告は、再調査依頼書への回答として連絡可能な
同医師より入手した追加自発報告である。

更新された情報:報告者情報追加、併用薬追加、関連する病歴(アトピー性皮
膚炎)追加、経過更新。

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