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資料2-3 厚生労働科学研究の成果に関する評価 (令和3年度報告書 )(案) (39 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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4.改善すべき点及び今後の課題
【臓器・組織移植分野】
「小児からの臓器提供にかかる基盤整備と普及・教育システムの開発に関する研究」
(令和
3~5年度)に関して、日本は他の先進国に比して小児の提供件数は非常に少なく、提供
を経験した施設数の著明な増加も認められないため、小児臓器提供の問題点・課題の解決
に向けて、ガイドライン改訂や指針作成、及び児童に対する臓器移植教育に係わるデータ
バンク作成に優先的に取り組む必要がある。
【造血幹細胞移植分野】
「良質な臍帯血の効率的な採取と調整保存ならびに移植に用いる臍帯血の選択と安全性
に関わる運用に関する研究」
(令和3~5年度)に関して、臍帯血移植の実施件数が骨髄・
末梢血幹細胞移植の実施件数を上回る一方で、臍帯血の新規公開本数は伸び悩んでおり、
出生数が減少する中でも臍帯血を一定数確保していくことが課題であるため、臍帯血提供
の促進、より良質な臍帯血の採取・調製保存体制の構築について優先的に検討する必要が
ある。また、臍帯血選択基準の見直しや合併症事例の共有により、移植成績が向上するこ
とが期待できる。

5.総合評価
研究事業の目的・目標の達成に向けて実施された令和3年度の研究課題について、

不十分な成果となった課題がなく、特筆すべき成果が
あるなど計画を上回る成果が得られた。



不十分な成果となった課題がなく、計画どおり順調な
成果が得られた。
一部不十分な成果となった研究課題はあるものの、概
ね計画どおり順調な成果が得られた。
不十分な成果となった研究課題が多く、研究事業全体
として不十分な成果であった。

と判断される。

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