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費-1参考1 (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000182080_00008.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 費用対効果評価専門部会(第57回 10/15)《厚生労働省》
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これまでの実施状況を踏まえた課題
これまでの個別品目に係る分析の実施状況を踏まえた、費用対効果評価制度に係る主な課題について、以下に示す。

分析期間について

運用の整理が必要な事項について

○ テリルジーについて、決定された分析枠組みに沿った分析
に時間を要したこと等により、企業からの分析データ等の提
出が遅れることとなった。

(費用増加の取扱い)

○ テリルジー及びキムリアについて、新型コロナウイルス感
染症への対応に伴い、専門組織の開催を遅らせたこと等によ
り、総合的評価案策定までの期間が延長した。
○ 全ての品目について、総合的評価案策定までに18か月以上
を要した。

分析枠組みの設定について
○ テリルジーについて、12の分析対象集団を設定し分析を進
めたところ、臨床実態を踏まえると、分析する価値がないと
考えられる分析対象集団が存在した。

○ テリルジー、ユルトミリス及びトリンテリックスについて、
分析結果が「比較対照技術に対し、効果が同等であり、かつ
費用が増加するもの(費用増加)」となった集団の価格調整
に当たっては、最も小さな価格調整係数を用いることとされ
た。
○ ユルトミリスについて、薬価算定の段階では、投与間隔の
延長により加算が認められていたが、費用対効果評価の結果、
定量的な健康関連QOLの改善が示されなかったことから、
「費用増加」として評価された。
(分析不能とされた場合の取扱い)
○ トリンテリックスについて、分析データの不足により一部
の分析集団が「分析不能」とされ、当該集団の臨床上の意義
や患者割合、追加情報の確保の見込み等を踏まえ、当該集団
を除外した上で品目全体の評価を行うこととされた。

分析結果等の公表について
○ キムリアについて、企業秘密に該当するとのことから、患
者割合を公表しないこととされた。
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