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資料1 新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画 (33 ページ)

公開元URL https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2022/0607/agenda.html
出典情報 経済財政諮問会議(令和4年第8回 6/7)《内閣府》
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リニア中央新幹線については、水資源・環境保全等の課題解決に向けた取組を進め
つつ、三大都市圏やその周辺地域をつなぐ高速かつ安定的な交通インフラとして、
早期の整備を促進する。
MaaS(Mobility as a Service)や自動運転等の新技術の実装を進めつつ、バス
や鉄道等の地域交通ネットワークの再構築を図る。地域交通と医療・介護等の他分
野を組み合わせた共創型の事業モデルの実証を行うなど地域交通サービスの利便性
の向上を図る。
全国版空き家・空き地バンクの活用や、空き家等を活用したサテライトオフィス
等の環境整備を促進する。
2.一極集中管理の仮想空間から多極化された仮想空間へ
様々な社会活動のデジタル化が進む一方、特定のプラットフォームによるデータ
の囲い込みや勝者総取りによる富の偏在、データの取扱いに対する不安など、結果
としてデジタル空間が中央集権型となっていることに伴う問題が顕在化してきてい
る。
こうした中、より分散化され、信頼性を確保したインターネットの推進や、ブロ
ックチェーン上でのデジタル資産の普及・拡大等、ユーザーが自らデータの管理や
活用を行うことで、新しい価値を創出する動きが広がっており、こうした分散型の
デジタル社会の実現に向けて、必要な環境整備を図る。
(1)インターネットにおける新たな信頼の枠組みの構築
特定のサービスに依存せずに、個人・法人によるデータのコントロールを強化す
る仕組み、やり取りするデータや相手方を検証できる仕組み等の新たな信頼の枠組
みをインターネットの上に付加するトラステッド・ウェブ(Trusted Web)の実現に
向けて、機能の詳細化を進める。様々な産業分野におけるユースケースの支援・検
証を行い、国際標準化に向けた取組を進める。
(2)ブロックチェーン技術を基盤とするNFT(非代替性トークン)の利用等の
Web3.0の推進に向けた環境整備
ブロックチェーン技術を基盤とするNFT(非代替性トークン)やDAO(分散型自
律組織)等のイノベーションが到来している。ブロックチェーン技術は、自立した
ユーザーが直接相互につながるなど仮想空間上の多極化を通じ、従来のインターネ
ットの在り方を変え、さらに社会変革につながる可能性を秘めている。Web3.0の推
進に向けた環境整備について、検討を進める。
(3)メタバースも含めたコンテンツの利用拡大
デジタル化、ネットワーク化を成長の機会とすべく、メタバースも含めたコンテ
ンツの利用に関して、膨大で多種多様な著作物の利用許諾について、簡素で一元的
な権利処理を可能とする措置を検討し、来年の通常国会に関連法案の提出を図る。
コンテンツ産業等の高度化を図る。
(4)Fintechの推進
事業者のセキュリティトークン(トークンという形でデジタル化された証券:デジタル
証券)での資金調達機会を拡大させ、個人投資家を含めた幅広い投資家層に投資機

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