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資料4-2 ワーキンググループでの主な議論等のまとめ (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25905.html
出典情報 薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ(第5回 5/27)《厚生労働省》
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調剤後のフォローアップの手法としては、電話のほか、オンライン服薬
指導アプリなどのICTやAIを用いた服薬フォローツールも用いられ
る。ICTやAIを用いたフォローアップでは、患者がスマートフォン等
に届く簡単な質問に回答することなどにより、これまで把握が困難であっ
た潜在的なシグナルを薬剤師が検知することが可能となる。
○ このため、厚生労働省において、フォローアップにおけるICTやAI
を積極的に活用する薬局の対人業務に関する好事例を把握し、効果の検証
や一般化の手法を検討すべきとの意見があった。
(5)データ連携基盤
○ 薬局だけでDXを進めるのではなく、電子カルテや介護システムの標準
化・統一を進める必要がある。そのうえで、薬局が病名や検査情報など、
薬剤師が必要とする医療情報にアクセスできるような仕組み構築する必
要があるとの複数の意見があった。
〇 既に地域医療連携ネットワーク等で薬局薬剤師DXに係る先進的な取
組が行われており、こうした取組を他の医療機関や薬局が参考にできるよ
う、情報の共有を進める必要があると考えられる。
○ 電子版お薬手帳などのPHRを患者から取得し、薬局で患者情報を一元
的に管理することで、日々の健康医療データを踏まえた生活習慣の見直し、
食事療法の提案・運動療法の提案などの新たなサービスを提供することが
可能となる。今後、電子処方箋をはじめとしたDXに資する基盤整備を行
う際は、民間のPHRアプリケーションと連携できるよう、API連携を
可能とし、情報の標準化を進めるべきとの意見があった。
○ なお、外来等において、薬局が医療機関に薬学的見地から情報提供をし
た場合に、その後、情報がどのように取り扱われているか薬局にはわから
ない点が問題であるとの意見もあった。
(6)薬歴の活用等
○ 薬局において電子薬歴を活用するケースが増えてきているので、現場で
のオペーレションに沿った形で情報の連携ができるように、電子処方箋等
のデータ連携先はレセコンだけでなく、電子薬歴などにもデータ連携を可
能にするように厚生労働省はシステム事業者と調整を行うべきといった
意見があった。
〇 また、薬歴の調剤の記載は1日の業務のうち、かなりの割合を占めてお
り 11、アシスト機能による定型文の使用などが進められている。
○ このような定型文の活用は、効率化に資する一方で、電子薬歴の整理・

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厚生労働省の調査では、1日の処方箋調剤に関する業務の累計時間 9 時間 45
分のうち、「薬歴への記載」の時間 1 時間 25 分との報告がある。(薬剤師の働き
方に関する調査-薬局の薬剤師等調査 追加調査(令和2年薬剤師の需給動向把握
事業))
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