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ヒアリング資料8(書面) 一般社団法人 日本発達障害ネットワーク (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66997.html
出典情報 障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(第50回 12/11)《厚生労働省》
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(参考資料)
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1(1) JASPER(幼児期あそプロ)による効果について

〇JASPERとは、おもちゃを用いた遊びを通して、共同注意,象徴遊び,相互的な関わりと感情調整につ
いて学ぶことで,ASDの中核的障害である社会性の改善をめざすプログラムである。
JASPERの実施実績 (アスペ・エルデの会が運営する児童発達支援(3か所))

対象児童

各事業所を利用する児童(0歳~6歳)

基本的な実施頻度

ひとり 1セッション20分×週2回×4週=8回/月

実施している職員

支援スタッフ全員が実施できるように取り組んでいる

所有している資格

保育士、公認心理師、作業療法士、社会福祉士、精神保健福祉士、教員免許状等

その他

・新卒職員も実施している。
・主担当と副担当の2人体制で実施しており、体験的に職員もスキルと獲得している。
・JASPERを開始するにあたって、TASPとSPACEによるアセスメントを実施している。

当会事業所で見ら
れた子どもの変化

・家庭でも喋らなかった児童が、家庭でも保護者と会話ができるようになった。
・一人遊びしかしなかったが、職員や他児にも関わりを求めるようになった。
・遊び方が多様になった。
・保護者は不安により表情も暗かったが、笑顔が出るようになり、実施の様子の映像と職員の説
明から子どもとの関わりも積極的に学んでいる。
・TASPやSPACE、 Vineland-Ⅱ適応行動尺度や新版K式発達検査の結果がプラスに変化した。

※TASPやSAPRIは保育所等訪問で使用することで保育所等の職員(保育士、教員)と連携が図りやすくなっている。
・黒田美保, 井澗知美, 浜田恵, 稲田尚子, 辻󠄀井正次, & 須藤幸恵. (2022). JASPER が日本の自閉スペクトラム症幼児におよぼ
す効果の予備的検討. 帝京大学心理学紀要, (26), 1-11.
・黒田美保, 稲田尚子, 浜田恵, 須藤幸恵, & 丹羽菜月. (2021). JASPER に基づく早期介入が自閉スペクトラム症幼児の言語発
達におよぼす効果─ 1 事例の予備的検討を通して─. 帝京大学心理学紀要, (25), 1-20.

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