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資料3 電子処方箋等の臨床上の活用について(学会)(2) (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64006.html
出典情報 電子処方箋推進会議(第4回 9/29)《厚生労働省》
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田舎のクリニック:循環器診療の電子処方箋活用
メリット

導入事例
旧炭鉱地区循環器クリニック

地域密着医療の質向上 訪問診療での活用
限られた医療資源の中で患
者の全薬剤情報把握による
安全性向上

在宅患者の服薬管理強化、
家族への適切な服薬指導が
可能に

地域薬局との連携
限定された薬局との密接な
情報共有による地域完結型
医療

デメリット

1日平均患者数:75名
(往診在宅含み高齢心不全患者中心)
多剤併用患者の薬剤相互作用早期発見、入院リス
ク減少
導入費用必要、患者のマイナンバーカード取得支援
地域医師会の協力、週1回の患者向け説明会実施

患者数に対するコスト
1日患者数に対する導入費
用の重い負担

主な導入障壁

デジタル格差
高齢患者中心の診療でマイ
ナンバーカード普及率低下

インフラ制約
通信環境やIT機器整備の遅れ
によるシステム不安定性

「電子処方箋導入により、他の医療機関で処方さ
れた薬との併用リスクを瞬時に把握できるように
なり、特に心不全患者の利尿剤調整が的確にでき
るようになった」(院長コメント)

経済的制約 売上規模に対する投資負担の重さ
人材不足
システム操作可能なスタッフ確保の困難、IT専門家への相談困難
患者理解

地域住民のデジタル医療への理解と受容の課題、高齢者説明負担