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資料3 電子処方箋等の臨床上の活用について(学会)(2) (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64006.html
出典情報 電子処方箋推進会議(第4回 9/29)《厚生労働省》
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田舎の大病院:循環器診療の電子処方箋活用
メリット

導入事例

地域中核機能強化

救急医療の強化

地域唯一の循環器専門施設とし
て周辺クリニックとの情報連携
が強化され、地域全体の医療水
準が向上

広域搬送される患者の既往歴・
服薬歴を迅速に把握し、緊急時
の適切な治療判断が可能に

派遣医連携強化
大学病院からの派遣医師が複数
施設で診療する際、患者情報の
一元管理が実現

システム管理者やベンダー対応
スタッフの確保が困難で、障害
時の対応が遅延するリスク

循環器内科医2名で半径50kmの地域をカバー
電子処方箋導入により、月1回の巡回診療先でも
患者の詳細な薬歴管理が可能に

デメリット
IT人材不足

福岡県大牟田市内中核病院

システム導入費の予算確保に自治体議会で3回の
審議を経て承認まで1年半を要した
ネットワーク制約

費用対効果の懸念

地方の通信環境が不安定で、シ
ステム障害が発生するリスクが
高い

人口減少地域における高額な投
資コストに対する効果への懸念

導入後、心不全患者の重複処方・相互作用チェ
ックにより再入院率が減少
非常勤医師との情報共有が強化され、山間部診療
所との連携体制も構築

主な導入障壁
自治体予算制約

地方自治体病院では議会承認プロセスの複雑化と住民理解の必要性

専門スタッフ不足 システム運用に必要なIT専門職の採用・確保が困難
周辺施設の非対応 周辺クリニック・薬局の導入率低下による効果半減