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資料3 がん対策に係る主な事業について (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25437.html
出典情報 がん対策推進協議会(第79回 4/28)《厚生労働省》
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がん検診のアクセシビリティ向上策等の実証事業
● ねらい:がん検診におけるアクセシビリティ向上等による受診率向上

令和4年度予算額:68百万円
(令和3年度予算額:72百万円)

がん検診について、第3期がん対策推進基本計画で目標としている受診率50%は、肺がん(男)以外は達成していない。
がんの死亡率減少を目指す中で、がんの早期発見・早期治療を促すため、がん検診の更なる受診率の向上に向け施策を重
点化させる観点から、どのような手法で取り組むことがより受診率の向上等に効果的であるかについて検証する。効果検
証に当たっては、がん検診受診率及び精密検査受診率を測定指標とする。
● 実証の手法
現在、各自治体で実施されているがん検診の実態や既存研究による受診率向上策の効果検証結果等を整理した上で、効
果検証を行う。市町村で、がん検診受診状況を把握するための名簿等を整備した上で、受診率向上策(ナッジ理論を活用
した受診勧奨等)を講じた群と、当該向上策を講じなかった群を設定し、前者と後者の実施率の差異を検証・分析する。
(「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」に定められている検診に限る)また、受診率向上施策に対す
る受診率上昇等の医療経済効果の算出を行う。
【具体的な実証手法】
・ナッジ理論やソーシャル・マーケティングの手法等を用いた効果的な勧奨方法の活用
・特定健診とがん検診の同時実施(乳がん・子宮頸がん検診も含む)
・市町村等の境界を越えて受診できるがん検診

【対象者】
・市町村等

● 実証のスケジュール(案)
2020年度

2021年度

<11月~>
・市町村に対する実施状況調査
・受診率向上パッケージ作成(効率の良
い方法の収集)
・実証フィールドの選定
・来年度介入準備
・医療経済効果の検討
・審査・評価委員会における指導助言

<4月~>
・実証フィールド(10~20程度の市町村
等)に対し、介入実証を実施(ナッ
ジ理論を用いた資材の送付及び受診
体制の確保、特定健診との同時実施、
受診しやすい受診体制に対する実
証)
・医療経済効果の検討
・審査・評価委員会における指導助言

2022年度
<4月~>
・実証フィールド(10~20程度の市町村
等)に対し、介入実証を実施
・医療経済効果の検討
・審査・評価委員会における指導助言
<2月>
・事業報告書提出
・審査・評価委員会における指導助言
・第4期がん対策推進基本計画の検討

2023年度
・第4期がん対策推進基本計画施行
・「がん予防重点健康教育及びがん検診
実施のための指針」等の見直しを検


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