よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料3 がん対策に係る主な事業について (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25437.html
出典情報 がん対策推進協議会(第79回 4/28)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

小児・AYA世代の長期フォローアップ体制整備事業

令和4年度予算額:26百万円
(令和3年度予算額:27百万円)

現状と課題
 小児・AYA(Adolescent and Young Adult)世代(思春期世代と若年成人世代)のがんについては、晩期
合併症(※)に対処するために適切なタイミングでの告知やアドバイスが重要であること、小児がん患
者・小児がん経験者は療養生活を通じた心の問題や就労・自立などの社会的問題を抱えていること
から、多職種協働のトータルケアによる長期間のフォローアップが必要になる。
 現在、全国15か所の小児がん拠点病院に長期フォローアップ外来が設けられているが、その体制は
多様であり、対象患者、フォローの頻度、人員、支援内容等にバラツキが見られる。
 このため、「がん対策推進基本計画」(平成30年3月閣議決定)における個別目標として、国は、小児・
AYA世代のがんの経験者が治療後の年齢に応じて、継ぎ目なく診療や長期フォローアップを受けられ
る体制の整備を進めることが掲げられている。
※晩期合併症・・・小児がんは、患者が発育途中であることなどから、成長や時間の経過に伴って、がんそのものからの影響や、薬物
療法、放射線治療など治療の影響によって生じる合併症がみられる。これを「晩期合併症(晩期障害)」という。晩期合併症は、小児が
ん特有の現象である。
成長・発達への影響

身長の伸び、骨格・筋・軟部組織、知能・認知力、心理的・社会的成熟、性的成熟

生殖機能への影響

妊娠可能か、子孫への影響

臓器機能への影響

心機能、呼吸機能、腎機能、内分泌機能、消化管機能、視力・聴力

二次がん(抗がん剤や放射線治療により別
のがんが二次的に発生すること)

良性腫瘍、悪性腫瘍
出典:小児がん情報サービス(国立がん研究センター)

○ 小児がん拠点病院等で長期フォローアップを担当する多職種協働チームを育成する
ための研修プログラムや教材等を作成し、研修を実施する。
(一般社団法人 日本小児血液・がん学会への委託費)

20