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難病「アミロイドーシス」に光を。-アミロイドの無毒化による治療効果を初めて実証- (1 ページ)

公開元URL https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/press/z0111_00087.html
出典情報 難病「アミロイドーシス」に光を。-アミロイドの無毒化による治療効果を初めて実証-(8/7)《東京大学ほか》
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PRESS RELEASE

報道解禁(日本時間)
:なし

配信先:大学記者会(東京大学) 文部科学記者会 科学記者会 熊本県内報道機関 PR TIMES
学園都市記者会 京都大学記者クラブ 和歌山県政担当記者クラブ 富山県内報道機関

筑波研究

2025 年 8 月 7 日
東京大学
熊本大学
筑波大学
京都大学
和歌山県立医科大学
富山大学

難病「アミロイドーシス」に“光”を。
――アミロイドの無毒化による治療効果を初めて実証――
発表のポイント
◆世界的な高齢化を背景に、異常タンパク質の凝集・蓄積に起因するアミロイド疾患は近年、
診断例が急増している。特に、トランスサイレチンアミロイドーシス(ATTR)は、現状で臓
器移植以外に根治療法はなく、多くの患者は体内に蓄積し続ける毒性のアミロイドを無毒化
することができないまま死に至るという悲惨な現状がある。
◆この現状を一刻も早く改善すべく、本研究では光によって活性化され、空気中の酸素からア
ミロイドに対して親水性の酸素原子を化学反応により選択的に導入(光酸素化)することが
できる小さな触媒分子を開発し、アミロイドの無毒化を達成した。
◆高い反応性と選択性を併せ持つこの触媒は、患者由来のアミロイドに対しても光酸素化を実
現し、さらに世界唯一の本疾患モデル動物である線虫の体内でも反応を進行させて、初めて
治療効果を得ることに成功した。

光と小さな触媒分子により、世界で初めて動物個体内でアミロイドを無毒化し、病態改善を実現

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