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千葉大学 プレスリリース 大規模血清疫学調査から新型コロナウイルス再感染防御と血中抗体価の関係を解明 (1 ページ)
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公開元URL | https://www.chiba-u.ac.jp/news/research-collab/post_550.html |
出典情報 | 千葉大学 プレスリリース(6/19)《千葉大学ほか》 |
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2025 年 6 ⽉ 19 ⽇
国⽴健康危機管理研究機構 国⽴感染症研究所
国⽴⼤学法⼈ 千葉⼤学
配信先 :厚⽣労働記者会 厚⽣⽇⽐⾕クラブ
⽂部科学記者会 科学記者会 千葉県政記者クラブ
⼤規模⾎清疫学調査から新型コロナウイルス再感染防御と⾎中抗体価の関係を解明
― 核タンパク質抗体価が無症候性感染も含めた感染防御の指標となることを実証 ―
【発表のポイント】
この度、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する免疫応答と感染防御効果に関する重要な研究成果
を発表いたします。本研究では、2022 年 12 ⽉および 2023 年 2 ⽉に実施した全国⾎清疫学調査に参加し
た 4,496 ⼈を対象とした追跡調査を⾏い、⾎清中のウイルス抗体価と感染リスクの関連性について詳細な
解析を実施した結果、以下の重要な知⾒を得ました。
•
ワクチン接種とウイルス感染の両⽅を経験したハイブリッド免疫保有者では、⽚⽅のみを経験した
⾮ハイブリッド免疫保有者に⽐べ、無症候性感染の割合が⾼い。
•
オミクロン流⾏期以降においても、ワクチン接種やウイルス感染で誘導される⾎清スパイク(S)抗
体価・オミクロン系統中和抗体価が⾼いと発症リスクは低い。
•
ウイルス感染のみで誘導される⾎清 核タンパク質(N)抗体価が⾼いほど発症リスクが低く、加え
て感染リスク(無症候性感染リスク)も低い。
これらの結果から、ハイブリッド免疫保有者には無症候性感染をも抑制する感染防御免疫が誘導されて
いることが証明されました。この⾎清 N 抗体価と相関する感染防御免疫は、今後のワクチン開発や感染
対策⽴案の指標となり、重要な科学的根拠となることが期待されます。
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国⽴健康危機管理研究機構 国⽴感染症研究所
国⽴⼤学法⼈ 千葉⼤学
配信先 :厚⽣労働記者会 厚⽣⽇⽐⾕クラブ
⽂部科学記者会 科学記者会 千葉県政記者クラブ
⼤規模⾎清疫学調査から新型コロナウイルス再感染防御と⾎中抗体価の関係を解明
― 核タンパク質抗体価が無症候性感染も含めた感染防御の指標となることを実証 ―
【発表のポイント】
この度、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する免疫応答と感染防御効果に関する重要な研究成果
を発表いたします。本研究では、2022 年 12 ⽉および 2023 年 2 ⽉に実施した全国⾎清疫学調査に参加し
た 4,496 ⼈を対象とした追跡調査を⾏い、⾎清中のウイルス抗体価と感染リスクの関連性について詳細な
解析を実施した結果、以下の重要な知⾒を得ました。
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ワクチン接種とウイルス感染の両⽅を経験したハイブリッド免疫保有者では、⽚⽅のみを経験した
⾮ハイブリッド免疫保有者に⽐べ、無症候性感染の割合が⾼い。
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オミクロン流⾏期以降においても、ワクチン接種やウイルス感染で誘導される⾎清スパイク(S)抗
体価・オミクロン系統中和抗体価が⾼いと発症リスクは低い。
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ウイルス感染のみで誘導される⾎清 核タンパク質(N)抗体価が⾼いほど発症リスクが低く、加え
て感染リスク(無症候性感染リスク)も低い。
これらの結果から、ハイブリッド免疫保有者には無症候性感染をも抑制する感染防御免疫が誘導されて
いることが証明されました。この⾎清 N 抗体価と相関する感染防御免疫は、今後のワクチン開発や感染
対策⽴案の指標となり、重要な科学的根拠となることが期待されます。
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