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資料2 次世代シークエンサー等を用いた遺伝子パネル検査に基づく固形がん診療に関するブリーフィングレポートを踏まえたうえでのがんゲノム医療の将来のあるべき姿に関する考え方 (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58839.html
出典情報 がんゲノム医療中核拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループ(第6回 6/16)《厚生労働省》
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C-CAT入力項目の見直しに関する考え方(案)

◼ C-CATへのデータ登録において、ゲノムデータは検査会社から直接登録されることが多いため医療機関側の負担は
少ない。一方、臨床情報の登録は、項目が多いことと追跡調査が必要なことが課題である。
◼ 登録される各臨床情報が、がんゲノム医療の質の確保や向上、そして大学などの研究機関や製薬会社などの企業で
行われる研究開発のための基盤として利活用されるためには、そのデータの入力率と質を担保することが重要であ
るが、入力側の負担も検討する必要がある。

解決案

特に、がんゲノム医療実施医療機関においては、通常診療でも診療業務で多忙を極めている上に、治療につなげるた
めの治験や臨床研究への参加でさえ負担となっている状況もあり、C-CATへのデータ入力が負担となり適切なデータ
入力が困難であることも懸念される。
利活用に資するデータを担保するためには、必須入力項目を精査し、最適化することの整理をしたうえで必要度に関
して、ゲノム医療実施施設の要件に合わせて現実的に対応可能な内容となるよう入力項目の必要度に差をつけること
なども検討する必要がある。
また、がんゲノム医療非実施機関から実施機関への「がん遺伝子パネル検査のみのための紹介」が双方の医療機関に
とっての負担となっている。がん遺伝子パネル検査実施医療機関が拡充され、「がん遺伝子パネル検査のみのための
紹介」が減ることは、結果的に一施設あたりのC-CATへの臨床情報入力の負担を軽減し、C-CATデータ登録を持続可
能な形に最適化していくうえでも有用といえる。

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