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総-6 参考2[411KB] (5 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58800.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第609回 6/18)《厚生労働省》 |
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3.臨床成績
慢性閉塞性肺疾患(既存治療で効果不十分な患者に限る)の承認時に評価を行った主な臨
床試験の成績を示す。
国際共同第Ⅲ相試験(EFC15804 試験)
【試験の概要】
長時間作用性抗コリン薬(以下、
「LAMA」)
、長時間作用性 β2 刺激薬(以下、「LABA」
)
及び吸入ステロイド薬(以下、
「ICS」
)の併用療法で効果不十分な COPD 患者 931 例(日本
人 13 例を含む)を対象に、本剤の有効性及び安全性を検討するため、プラセボ対照無作為
化二重盲検並行群間比較試験が実施された。
用法・用量は、本剤 300 mg 又はプラセボを 2 週間隔で 52 週間皮下投与することとされ、
スクリーニングの 1 カ月以上前から試験期間を通じて LAMA、LABA 及び ICS(ICS が禁忌
の場合は LAMA 及び LABA)を一定用量で併用することとされた1)。
有効性の主要評価項目は、中等度2)又は重度3)の COPD 増悪イベントの年間発現率とされ
た。
対象となる患者は、40 歳以上 80 歳以下の COPD 患者で、以下の基準を満たすこととされ
た。
(主な選択基準)
➢
10 pack-years 以上の喫煙歴を有する
➢
気管支拡張薬投与後の FEV1/FVC 比が 0.70 未満かつ気管支拡張薬投与後の FEV1 が予
測値の 30%超 70%以下の気流閉塞を伴う
➢
スクリーニング時の MRC 息切れスケールで Grade 2 以上
➢
組入れ前 1 年以内に中等度の COPD 増悪イベントが 2 回以上(うち 1 回は全身性ステ
ロイド薬の投与が必要であった)又は重度の COPD 増悪イベントが 1 回以上記録され
ていて、少なくとも 1 回の COPD 増悪イベントは LAMA、LABA 及び ICS(ICS が禁
忌の場合は LAMA 及び LABA)の併用中に発現した
➢
無作為化前の 3 カ月間に LAMA、LABA 及び ICS(ICS が禁忌の場合は LAMA 及び
LABA)の併用療法を受けており、スクリーニング前 1 カ月以上は一定用量で投与され
ている
➢
スクリーニング時の血中好酸球数が 300/μL 以上
1 回の重度又は 2 回の中等度の COPD 増悪イベント後は、基本治療薬の用量調整が許容された。急性増悪の場合には、
マクロライド系抗生物質の最長 28 日間の使用及び全身性ステロイド薬の最長 6 週間の使用が許容された。ホスホジエ
ステラーゼ 4 阻害薬(roflumilast)及びテオフィリンはスクリーニング前 6 カ月を超えて一定用量で投与されていた場
合、選択的 β1 遮断薬はスクリーニング前 1 カ月一定用量で投与されていた場合、それぞれ使用が許容された。また、
急性増悪時の治療薬として、必要に応じてサルブタモール、levosalbutamol、イプラトロピウム、イプラトロピウム/
短時間作用性 β2 刺激薬配合剤又はテルブタリンの投与が可能とされた。
2)
全身性ステロイド薬(筋肉内、静脈内、経口投与等)又は抗菌薬の投与を必要とする、治験責任医師により記録され
た COPD 増悪イベント
3)
入院若しくは救急治療部/救急処置室での 24 時間を超える観察を必要とする又は死亡に至った、治験責任医師により
記録された COPD 増悪イベント
1)
4
慢性閉塞性肺疾患(既存治療で効果不十分な患者に限る)の承認時に評価を行った主な臨
床試験の成績を示す。
国際共同第Ⅲ相試験(EFC15804 試験)
【試験の概要】
長時間作用性抗コリン薬(以下、
「LAMA」)
、長時間作用性 β2 刺激薬(以下、「LABA」
)
及び吸入ステロイド薬(以下、
「ICS」
)の併用療法で効果不十分な COPD 患者 931 例(日本
人 13 例を含む)を対象に、本剤の有効性及び安全性を検討するため、プラセボ対照無作為
化二重盲検並行群間比較試験が実施された。
用法・用量は、本剤 300 mg 又はプラセボを 2 週間隔で 52 週間皮下投与することとされ、
スクリーニングの 1 カ月以上前から試験期間を通じて LAMA、LABA 及び ICS(ICS が禁忌
の場合は LAMA 及び LABA)を一定用量で併用することとされた1)。
有効性の主要評価項目は、中等度2)又は重度3)の COPD 増悪イベントの年間発現率とされ
た。
対象となる患者は、40 歳以上 80 歳以下の COPD 患者で、以下の基準を満たすこととされ
た。
(主な選択基準)
➢
10 pack-years 以上の喫煙歴を有する
➢
気管支拡張薬投与後の FEV1/FVC 比が 0.70 未満かつ気管支拡張薬投与後の FEV1 が予
測値の 30%超 70%以下の気流閉塞を伴う
➢
スクリーニング時の MRC 息切れスケールで Grade 2 以上
➢
組入れ前 1 年以内に中等度の COPD 増悪イベントが 2 回以上(うち 1 回は全身性ステ
ロイド薬の投与が必要であった)又は重度の COPD 増悪イベントが 1 回以上記録され
ていて、少なくとも 1 回の COPD 増悪イベントは LAMA、LABA 及び ICS(ICS が禁
忌の場合は LAMA 及び LABA)の併用中に発現した
➢
無作為化前の 3 カ月間に LAMA、LABA 及び ICS(ICS が禁忌の場合は LAMA 及び
LABA)の併用療法を受けており、スクリーニング前 1 カ月以上は一定用量で投与され
ている
➢
スクリーニング時の血中好酸球数が 300/μL 以上
1 回の重度又は 2 回の中等度の COPD 増悪イベント後は、基本治療薬の用量調整が許容された。急性増悪の場合には、
マクロライド系抗生物質の最長 28 日間の使用及び全身性ステロイド薬の最長 6 週間の使用が許容された。ホスホジエ
ステラーゼ 4 阻害薬(roflumilast)及びテオフィリンはスクリーニング前 6 カ月を超えて一定用量で投与されていた場
合、選択的 β1 遮断薬はスクリーニング前 1 カ月一定用量で投与されていた場合、それぞれ使用が許容された。また、
急性増悪時の治療薬として、必要に応じてサルブタモール、levosalbutamol、イプラトロピウム、イプラトロピウム/
短時間作用性 β2 刺激薬配合剤又はテルブタリンの投与が可能とされた。
2)
全身性ステロイド薬(筋肉内、静脈内、経口投与等)又は抗菌薬の投与を必要とする、治験責任医師により記録され
た COPD 増悪イベント
3)
入院若しくは救急治療部/救急処置室での 24 時間を超える観察を必要とする又は死亡に至った、治験責任医師により
記録された COPD 増悪イベント
1)
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