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資料4_「2040年に向けたサービス提供体制等の_あり方」検討会中間まとめ (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57663.html
出典情報 社会保障審議会 福祉部会福祉人材確保専門委員会(第1回 5/9)《厚生労働省》
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介護テクノロジー等は現場の課題解決・業務効率化と負担軽減に向けた技
術である必要がある。介護現場とも連携し、スタートアップも含めた開発段
階の支援を促進していくことも重要である。



介護保険施設等において、見守りセンサー、インカム、介護記録ソフトの
導入を加速化していくことが必要である。訪問系サービスや通所サービスに
おいては、テクノロジーの実証、現場での取組事例の把握、新たなテクノロ
ジー開発を進めるとともに、様々な現場で使え小規模な事業所でも事務負担
の軽減が図れる汎用性の高い介護記録ソフト等の普及をまずは重点化して促
進していくべきである。

また、ケアプランデータ連携システムを活用し、居宅介護支援事業所と居
宅サービス事業所間の電子上のケアプランの連携を進め、業務負担を軽減し
ていくべきである。訪問先の利用者に対する福祉用具貸与も負担軽減の観点
から活用していくべきである。
介護事業者において様々作成する文書、例えば計画書やサービス担当者会
議等の議事録を生成 AI の技術を活用して、その原案を作成することも業務効
率化に資する。AI の信頼性やセキュリティ等の問題があるが、実証を通じて
効果や利用における留意点を明らかにし、介護記録ソフトの普及と併せて、
在宅サービスにおける業務効率化を促進していくことが重要である。
今後、様々な介護現場において、AI 技術等について、AI によるケアプラン
の作成支援をはじめ、どのように現場に組み込むか、検討が必要である。


小規模な事業所を含め、介護事業所が課題に応じた適切なテクノロジーを
選択することが可能となるような情報の集約・活用の仕組みを構築するとと
もに、事業所内でリーダーシップを発揮して生産性向上・職場環境改善を推

進するデジタル中核人材の育成・配置の取組を進めていくべきである。
事業所内でのデジタル中核人材の育成・配置が難しい小規模な事業所の支
援として、都道府県のワンストップ型の相談窓口による外部から個別の介護
事業所へのアウトリーチによる伴走支援を手厚くするほか、地域の経営支援
や人材確保支援に取り組む支援機関(※)と連携の上、生産性向上を中心に雇
用管理、経営支援等もあわせて一体的に支援するような取組を更に進めるべ
きであり、そのための基金の活用など、財政支援も充実するべきである。
現行においても、小規模事業所がまとまってテクノロジーを導入したり、
業務を共同で実施する際の補助を国・都道府県において実施しているところ
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