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資料1 令和8年度の医学部臨時定員と今後の偏在対策等について (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_39112.html
出典情報 医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会(第3回 3/27)《厚生労働省》
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第2回検討会における構成員の関連するご意見(抜粋)①

【医師の質・医療費について】
○ 医療費増加の最大の要因は医師数であるという分析がある。
○ 医師数の増加を放置すると、医師一人当たりの収入が減少する中で、人口当たり医師数が増加
し総医療費は増加することになり、国民皆保険の堅持への懸念や、医療の質の低下につながる。

○ 人口減少で住民・患者が減ってしまうところに、医師が必要以上に多くいても、医療経済学的
に問題である。
○ 医師が必要以上に多いと、研修中の医師の教育だけでなく、若手医師を指導する中堅以上の医
師のスキルを維持する症例数も確保できなくなり、医療の質の確保の点で大きな問題。

○ 医師の質の担保も必要である。
○ 医師偏在指標が高い都道府県ほど、年間報酬額は有意に低い傾向がある。(10%水準)
【医学部定員・偏在対策について】

○ 総定員数の維持は、地域の医師不足問題解決の必要条件ではない。そのため、総定員の削減を
視野に入れながら、地域枠、地元出身者枠の配分や、その他の手法によって偏在を縮小する政
策手段の議論をすべき。
○ 歯科医師も薬剤師も供給が需要を上回っている推計だが、定員を増やしても偏在は解消しない。
○ 医師数を増やすことではなく、医師の移動を促すなどの政策案の検討が重要。

○ 現在医師が足りないと言われている地域や診療科において、令和8年度入学の学生が専門医に
なる将来の需給がどうなのか、足下ではなく先を見据えて議論する必要がある。
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