よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1 令和8年度の医学部臨時定員と今後の偏在対策等について (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_39112.html
出典情報 医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会(第3回 3/27)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

令和8年度医学部臨時定員の設置方針について①

第2回医師養成過程を通じた医
師の偏在対策等に関する検討会

資料3

令 和 6 年 2 月 2 6 日

⑴ 医学部臨時定員について
○ 平成20年度以降、医学部の入学定員が過去最大規模となっており、令和2年度以降、前年度比増が継続している。
○ そのため、18歳人口に占める医学部進学者数も年々増加しており、令和6年(2024年)度の入学者数が継続した場合、2050
年には約85人に1人が医学部に進学することとなる。また、令和6年(2024年)の18歳人口に対する医師養成数の比率が継
続すると仮定した場合、2035年においては医師養成数は総恒久定員数を割り込むと算出される。
○ 労働時間を週60時間程度に制限する等の仮定をおいた需給推計では、令和2年度の医学部定員(9,330名)と同様のペースで
医師養成された場合、令和5年の医学部入学者が医師となると想定される令和11年頃に需給が均衡すると推計され、その後
人口減少に伴い医師需要が減少局面になる。

⑵ 地域枠について
【地域枠の効果について】
○ 地域枠はその他の枠と比較して医師の地元定着率が9割程度と高い。
○ 平成20年に地域枠等として入学した医学生が一般的に医療機関に従事を開始した平成26年以降、医師少数県における若手医
師数の割合が上昇している。
○ 一方で、人口10万人あたり若手医師数については、特に病院における勤務医において、医師多数県と比較すると医師少数県
で依然低い。

【地域枠の活用状況について】
○ 臨時定員地域枠については、医師少数県がその半数以上を占めるが、医師多数県や医師中程度県においても設置されている。
○ また、医師少数区域の存在する都道府県の約9割で医師少数区域に地域枠医師が配置され、医師少数県等での医師確保に活
用されている。
○ 一方で、医師少数区域等で勤務することとされている一般的な年限(4年程度)を考慮した場合に、医師少数区域等に配置
されていない割合が高い都道府県もある。
○ 恒久定員内地域枠について見ると、医師少数県では約7割の都道府県で、医師多数県では約4割の都道府県で大学に恒久定
員内地域枠を設置している。

6