よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料4 中学校・高等学校における薬害教育について (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000197733_00007.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会(第23回 3/26)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

3時限目

薬害に関する授業例について

◆実施校②:大阪府立野崎高等学校

⚫ 薬の副作用をゼロにすることはできないが、医薬品を使用する生徒自身が、薬害の被害者になることをできる
限り防ぎ、「薬害を繰り返さない」ためにはどうしたらよいかについて、2時限目の講演を踏まえ、感想をま
とめる。

生徒の感想

感想文より抜粋

【講演を踏まえた感想】
• 「薬物乱用」などの悪い薬物についてのことしか学んだことがなかったので、「薬害」という言葉自体が初めて聞くものでした。今回
の授業を通して、病院から出される薬であっても、体に悪影響を及ぼすこともあること、情報の隠蔽や自分の価値だけを考えてしまっ
た「人」の背景から薬害が引き起こされていたことをとてもよく知ることができました。
• 薬自体が悪いのではなくてその薬のことを理解せずに使った人の責任であると改めて思いました。情報を公開しなかったことで、救え
るはずの命が失われたことは本当に残念なことだと思いました。この先、このようなことがおこらないために、おこさないために、
「薬」というものについて多くの人が理解できる情報を広めることが必要だと思いました。
• 昔は今のように詳しい病名や薬の情報は、患者に伝えられていないことが分かった。希望する患者にだけ、このような情報を伝えるの
ではなく、全ての患者に情報を伝えることで、もし、薬の被害者になってしまったときでも、その原因について素早くつきとめること

ができるため、同じような薬の被害を減らすことができるのだと分かった。
• 薬を使用する時には情報を知り、安全に薬を使っていきたいと思う。
• 「情報を共有する、共有される。そしてその情報についてしっかり考える。」ことが子どもから大人でも誰でもできる一番簡単な薬害
を繰り返さない方法だと考えました。

7