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令和5年度第1回住まい環境整備モデル事業評価結果報告書 (9 ページ)

公開元URL http://100nen-sw.jp/evaluation/index.html
出典情報 令和5年度第1回住まい環境整備モデル事業評価結果報告書(9/26)《住宅保証支援機構》
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提案名

地域交流拠点作りを通して、障がい者、高齢者の安心と生きがいを探求する。

実施場所

大阪府大阪市東淀川区

代表提案者

社会福祉法人 水仙福祉会

共同提案者



事業テーマ

①課題設定型 - 2)多様な世帯の互助を促進する地域交流拠点の整備

※下線部は
最も重視
するテーマ

事業内容

3)効果的に入居者を見守る住環境の整備
4)長く健康に暮らせる高齢者住環境の整備
住宅整備(建設/改修)

施設整備(建設/改修)

技術検証

情報提供・普及

高齢化が進む中で、知的障害者とその家族が安心して生きがいをもって
生活できる場をつくることが急務となっている。
本提案は、障害者のグループホームと有料老人ホームを1つの建物に合
提案概要

築することで、知的障害者とその家族が適度な距離で見守りながら暮らす
ことのできる環境を提供する。建物の1階には地域に開かれたスペースを
設け、大学生のボランティアや地域活動の担い手と協力しながら、問題を
抱える家庭や子どもの支援活動を実施する。この活動にグループホームや
有料老人ホームの入居者が参加し、生きがいづくりや差別解消を目指す。
重度障害者の自立支援とその親の高齢化に真正面から挑む提案である。
最小限の世帯分離に配慮した生活様式の創出は急がれる課題であり、グル
ープホームが地域から隔離されている現状において、一つの解決策として
評価できる。建築設計もよく配慮されている。
ただし、親の入居期間が長期化すれば、障害者本人の自立支援の妨げに

評価概要

なることも懸念されるため、入居期間や入居者の入れ替わりについて工夫
する必要がある。また、代表提案者が既に支援している対象者だけに留ま
らず、地域で暮らす困難な状況の対象者を積極的に受け入れる必要がある。
地域の自立支援協議会と相談しながら、地域の一員として事業を遂行する
ことを期待する。
さらに、本提案の肝となる地域との接点である 1 階部分の使い方は、地
域の活動団体と適切な連携体制を構築したうえで取り組まれたい。
上記の評価を踏まえ、入居期間や入居者の入れ替わりに関する考え方や、
地域で暮らす対象者を積極的に受け入れるための考え方を工事着手前に明

条件

確に示すこと。また、施設の管理開始後は、入居者の入居期間の状況や新た
な入居者の入居経緯について、定期報告や事業フォローアップ調査等を通
じて、評価委員会に適時報告すること。

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