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【資料10】日本作業療法士協会、日本言語聴覚士協会、日本理学療法士協会 (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35427.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第226回 10/2)《厚生労働省》
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摂食嚥下障害を有する高齢者のリハ・機能訓練、口腔・栄養の一体的取組の推進
〇高齢者の摂食嚥下障害は低栄養や誤嚥性肺炎等の重度化の危険因子であり、障害に関わる因子は多岐に渡るため、複数の専門職がそ
れぞれの役割を果たしつつ一体的に取り組むことをさらに推進することで、自立支援・重度化防止を図る。
〇言語聴覚士は摂食嚥下機能の評価および訓練によって摂食嚥下機能を高めるとともに、残存機能を活かして経口摂取を安全に自立して行
えるよう、他職種と協働して食事に関わる支援を行う。
〇通所リハビリテーションにおいて、言語聴覚士が勤務する事業所では、基本動作訓練、ADL練習、口腔機能向上、栄養改善などのサービスを
高い割合で実施されていた。
高齢者の摂食嚥下障害に関わる主な因子

各種サービスの実施割合
(通所リハビリテーション 言語聴覚士の関わり有無別)

原因疾患

脳血管疾患、変性疾患、神経・筋疾患、頭頚部腫瘍

合併する基礎疾患

脳血管疾患後遺症、慢性呼吸不全、(服薬する薬剤の影響)

歯科疾患

歯周病、う蝕、口腔機能低下症

心身機能・活動

身体機能低下、ADL低下

精神機能

認知症、うつ、意欲低下

口腔機能

歯牙欠損、筋力低下

嚥下機能

筋力低下、喉頭下垂、食道入口部の開大不全

栄養状態

低栄養、栄養過多

環境因子

生活環境、介護環境

医師

ADL練習(セルフケア)

31.7

IADL練習

28.4
17.6

日常の診療

歯科医師

5.6

医療処置

5.5
3.3

失語症・構音障害へのリハビリテーション

2.6

摂食嚥下へのリハビリテーション

4.2

認知症へのリハビリテーション

食事介助
体重測定
排泄ケア

46.8

47.7

11.2

栄養改善

病状管理

服薬管理

介護職

(%)
100

81.7
81.5

口腔機能向上

投薬・処方
80歳代 女性 要介護4
脳梗塞 左片麻痺
左半側空間無視 注意障害
構音障害 嚥下障害

80

62.4
58

基本動作練習

理学療法士

言語聴覚士

観察評価

60

93.6
96.6

座位保持訓練

作業療法士

40

ADL練習(移乗・移動)

食事動作訓練 食具の選択

看護師

20

機能訓練(身体機能向上)

食事にかかわる多職種の主な支援内容と連携(例)
摂食嚥下機能
評価・訓練

0

13.8

43.1

33.9

16.4

29.4

歯科衛生士

言語聴覚士あり

管理栄養士
口腔衛生保持
食事提供 栄養管理

言語聴覚士なし

令和4年度 厚生労働省老人保健健康増進等国庫補助金事業
生活期リハビリテーションにおける 適切な評価の在り方に関する調査研究事業報告書

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