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【資料6】全国訪問看護事業協会[2.3MB] (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35427.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第226回 10/2)《厚生労働省》
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意見
詳細

1)特別訪問看護指示書が1ヶ月に2回まで交付可能な対象者の状態と
して、がん以外のターミナル期および難治性潰瘍を追加

◼ 当協会が行った令和3年6月の調査では、介護保険の利用者で死亡する1カ月以内に特別訪問看護指示書が交付された
利用者がいる事業所は、56.9%であった。
◼ がん以外の疾患で死亡し医療処置のあった利用者がいた事業所は、71.3%であった。その主な疾患は、「老衰」32.2%、
「心臓・循環器疾患」22.0%、「肺炎」12.1%であった。
◼ がん以外の終末期の利用者に対するケアとして、医療処置が必要な場合が多く、訪問回数は、がんの利用者が11.8回/
月訪問しているのに比べて11.4回/月とほとんど変わりがなかった。
介護保険利用者で亡くなる 1 ヶ月以内に特別
訪問看護指示書が発行された利用者のいるス
テーション数 n=1,409

がん以外の疾患で亡 くなった方の内 、医
療処置のあった利用者のいるステーショ
ン数 n=1,409

28.7
43.1

56.9

71.3

主な疾患

割合

老衰

32.2%

心臓・循環器疾患

22.0%

肺炎

12.1%

がん利用者の平均訪問回数

がん以外利用者の平均訪問回数

11.8回/月

11.4回/月

利用者がいる
利用者がいない

適用する

給付

よる利用者
態 差異はな 希望する場
取り 貢献 ている

◼ 神奈川県訪問看護ステーション連絡協議会の調査においても、がん以外のターミナル期の利用者へは「褥瘡処置・創傷
処置」、「補液や苦痛緩和のための投薬」、「吸引・排痰ケア」、「清潔や排泄ケア」、「家族支援」などの頻回な訪
問によるケアが必要であった。区分支給限度基準額を超え、自費負担になる利用者や入院する利用者を認め、本人の住
み慣れた場所で療養生活を送ることが困難になっている。
以上のことから、がん以外の終末期の利用者について、医療保険で訪問看護を実施できるよう1ヶ月に2回まで特別訪問
看護指示書の交付を可能にしていただきたい。
(出典)全国訪問看護事業協会, 「令和 4 年度診療報酬改定要望書作成の資料となる調査」アンケート結果報告書,令和3年6月