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【資料6】全国訪問看護事業協会[2.3MB] (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35427.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第226回 10/2)《厚生労働省》
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意見
詳細

2)特別管理加算の算定可能な利用者(別に厚生労働省が定める状態)に、
真皮を越える褥瘡等として難治性潰瘍を追加

◼ 特別管理加算の算定可能な利用者(別に厚生労働省が定める状態)
には、「真皮を越える褥瘡の状態にある者」が含まれているが、
1)意見詳細のとおり、糖尿病や膠原病、放射線照射、下肢の血行
障害等に起因する難治性潰瘍は、「真皮を越える褥瘡」と同様、頻
回の訪問看護を提供しながら感染予防や創傷治癒にむけた管理を
行っている。
◼ 訪問看護師は主治医と連携を取りながら、感染予防や疼痛緩和に関
する処置及び日常生活上の指導などを計画的に行っている。また、
日本皮膚科学会及び日本褥瘡学会は、難治性潰瘍の創評価に
DESIGN-R2020® (経過評価用)を使用できるとしている。
◼ 訪問看護指示書の標準様式においては、「訪問看護指示書:褥瘡の
深さ」の評価項目が既に記載されており、既存の体制において、難
治性潰瘍の管理について、主治医と密接な連携ができると考える。
日本皮膚科学会
【創傷・褥瘡・熱傷ガイドライン3:
糖尿病性潰瘍・壊疽ガイドライン】
糖尿病潰瘍・壊疽の診断より抜粋

潰瘍局所の評価に関して褥瘡の診療においては、深さ(Depth)、滲出液(Exudates)、大きさ
(Size)、炎症感染(InflammationInfection)、肉芽組織(Granulation tissue)、壊死組織(Necrotic
tissue)、ポケット(Pocket)の 7 項目からなるアセスメントツールであるDESIGNが日本褥瘡学会
から提唱されている.DESIGN の経過評価用を糖尿病性潰瘍の局所状態に対する評価法として局所
療法選択の基準に用いることは可能であり、適宜併用しても良い.
(出典)https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/3.diabetic_ulcer_GL.pdf(閲覧日2023.9.12)

以上のことから、「難治性潰瘍に特別な管理を要する」と主治医が判断した場合に限り、真皮を越える
褥瘡等に難治性潰瘍を含め、特別管理加算の算定可能な利用者(別に厚生労働省が定める状態)として追
加していただきたい。
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