よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料3 がん診療連携拠点病院等の指定について(第 22 回がん診療連携 拠点病院等の指定に関する検討会資料1) (33 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33825.html
出典情報 がん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会(第23回 6/26)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

地域がん診療病院の新規指定について

参考:都道府県作成資料

3 空白の医療圏(曽於保健医療圏)における効果
・ 霧島市立医師会医療センターから曽於保健医療圏の曽於医師会立病院に呼吸器外科医師を月1回,小児
科医師を毎週1回派遣し,治療を実施している。また,曽於医師会立病院からは,令和3年で外来患者延べ91
名,新規入院患者延べ21名の受入診療を実施している。
・ 霧島市立医師会医療センターが,地域がん診療病院に指定されることにより,県医師会とも連携し,更なる
リーダーシップを発揮し,連携体制の強化や空白の曽於保健医療圏のがん診療の充実にもつながることが
期待される。
4 鹿児島県全体における効果
各がん診療連携拠点病院等からの現況報告(平成30年1月~12月)の延べ外来患者数によると,二次保健医
療圏ごとに居住するがん 患者の割合は,鹿児島保健医療圏43.9%,姶良・伊佐保健医療圏11.5%である。
一方,姶良・伊佐保健医療圏のがん患者の通院圏域は,鹿児島保健医療圏74.4%,姶良・伊佐保健医療圏
25%となっており,7割のがん患者が鹿児島保健医療圏に通院している。
現在のがん治療は,入院に合わせて通院外来での治療も多く,薬物療法を実施する場合は,週に1回以上通
院するケースもある。姶良・伊佐保健医療圏から鹿児島保健医療圏までは,通院に約1時間程度要し,毎回通
院を行うことを考えるとがん患者への負担は大きい。
霧島市立医師会医療センターは,最寄りの駅から車で15分,鹿児島空港から車で10分,九州自動車道の空
港インターから車で10分程度と空港・高速道路とも至近にあり,交通の利便性が高く,熊毛・奄美保健医療圏の
患者にとっても通院しやすい。
このことから,地域がん診療病院として指定されることにより,姶良・伊佐圏域居住のがん患者の通院に係る
身体的及び経済的負担の軽減を図ることができ,患者の利便性向上が期待できる。
また,隣接する鹿児島保健医療圏の病院の負担軽減やその他の保健医療圏から別の保健医療圏に通院し
ているがん患者の身体的及び経済的負担の軽減も図ることができる。
33