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05参考資料1_予防接種基本計画の見直し等について (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33580.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第54回 6/14)《厚生労働省》
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■ 接種類型について
背景と現状




予防接種法に基づく接種類型は、「定期接種」と「臨時接
種」に分類されている。
定期接種は、感染力や重篤性の大きいことからまん延防止
に比重を置いた「A類疾病」(現在の接種対象は13疾病)と、
個人の発病や重症化予防に比重を置いた「B類疾病」(2疾
病)に分類され、接種の努力義務・自治体からの勧奨の有無
や、被害救済の水準など、公的関与の度合が異なっている。
また、接種の時期は、A類疾病では小児期に行われるものが
多く、B類疾病では高齢期に行われている。



臨時接種は、病原性の強さに応じ、2つの類型に分かれて
おり、公的関与の度合が異なっている。



予防接種法の対象とならないワクチンの接種は、いわゆる
「任意接種」と呼ばれている。任意接種の中には、感染症対
策におけるまん延防止等の観点から、特定の対象者等に、厚
生労働省や学会が接種を推奨しているものがある。



定期接種の対象となっている感染症の発生は抑制されてい
るが、自然感染の減少や、定期接種の接種率・接種からの時
間経過などが、抗体保有率に影響し、疾患の発生や流行がみ
られる場合がある。



WHOで議論されている今後の予防接種の課題には、「アウ
トブレイクへの対応の強化」「生涯にわたる予防接種」と
いった視点が盛り込まれている。

第34回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会
2019(令和元)年9月26日

資料
2-2

検討
■ 予防接種法の対象とする疾病・ワクチンの
範囲及びその類型のあり方について、次のよ
うな観点を含め、どう考えるか。

◆ A類疾病、B類疾病の疾病区分のあり
方についてどう考えるか。
◆ 予防接種法上の定期接種と臨時接種と
いう類型、予防接種法に基づく接種と
予防接種法に基づかない接種(任意接
種)という類型のあり方についてどう
考えるか。
◆ 成人期に免疫保有率の低下がみられる
場合の対応と、予防接種法上の接種類
型のあり方について、どう考えるか。

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