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総-2参考1○最適使用推進ガイドラインについて (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00190.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第546回 6/14)《厚生労働省》
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〈扁平上皮癌及び非扁平上皮癌〉
① 国際共同第Ⅲ相試験(ONO-4538-77/CA2099LA試験)
化学療法未治療のEGFR遺伝子変異陰性及びALK融合遺伝子陰性の切除不能な進行・
再発の非小細胞肺癌患者719例(日本人患者50例を含む。)を対象に、プラチナ製剤を含
む化学療法の併用投与を対照として、本剤とイピリムマブ(遺伝子組換え)
(以下、
「イ
ピリムマブ」という。)及びプラチナ製剤を含む化学療法との併用投与(以下、
「NIVO/IPI/Chemo」という。)群の有効性及び安全性を検討した(NIVO/IPI/Chemo*1群
361例、対照*2群358例)
。中間解析の結果、主要評価項目であるOS(中央値[95%信頼区
間])は、NIVO/IPI/Chemo群で14.13[13.24~16.16]カ月、対照群で10.74[9.46~12.45]
カ月であり、NIVO/IPI/Chemoはプラチナ製剤を含む化学療法の併用投与に対し統計学
的に有意な延長を示した(ハザード比0.69[96.71%信頼区間:0.55~0.87]
、p=0.0006(両
側)
[層別log-rank検定、有意水準(両側)0.0329]


なお、探索的な解析結果であるが、組織型別のNIVO/IPI/Chemo群と対照群のOSのハ
ザード比[95%信頼区間]は、扁平上皮癌で0.65[0.46~0.93]、非扁平上皮癌で0.72[0.55
~0.93]であった。
*1:本剤 360 mg を 3 週間間隔、イピリムマブ 1 mg/kg を 6 週間間隔及び化学療法を 3 週間間隔で点滴
静注した。化学療法は、組織型(扁平上皮癌又は非扁平上皮癌)に基づいた化学療法(扁平上皮
癌:カルボプラチン及びパクリタキセル、非扁平上皮癌:カルボプラチン又はシスプラチン及び
ペメトレキセド)を、3 週間を 1 サイクルとして 2 サイクル実施した。2 サイクル完了後、本剤
及びイピリムマブを点滴静注した。
*2:組織型(扁平上皮癌又は非扁平上皮癌)に基づき、NIVO/IPI/Chemo 群と同じ化学療法を、3 週間
を 1 サイクルとして 4 サイクル実施し、非扁平上皮癌については、4 サイクルの化学療法実施後
にペメトレキセドによる維持療法も実施可能とした。

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